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農業のビジネス戦略を考える

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 日本フードサービス協会(JF)が昨日発表した2015年3月外食産業市場動向調査の中に興味深い数字がありました。

 和風ファストフード(牛丼チェーン等が主体のカテゴリー)は前年同月比で客単価が

 13.4%上昇し、客数は11.0%減少。結果、売上高は100.9%とほぼ前年並みということです。

 その比較対象である前年同月とは、消費増税による値上げ前の“かけこみ需要”(一種のキャンペーンの形となった誘客による行動と考えられるので「需要」という言葉は正しくないように感じますが)により客数・客単価とも前年同期比1割増となっていたのでした。

 他の業態ではこれほどはっきりした数字は出ていませんから、和風ファストフードは相当に価格に依存したビジネスになっていることを改めて感じさせます。

 流通経済研究所理事長の上原征彦氏と同研究所の農業研究チームで執筆した『農業経営 新時代を切り開くビジネスデザイン』が先週出版されました。

 マーケティング論、流通論、経営戦略論等を専門とする執筆陣による、新しい農業によるビジネス、ブランディング、いわゆる“六次産業化”をどう考えるかをお読みいただければと思います。

『農業経営 新時代を切り開くビジネスデザイン』
 上原征彦 編著、折笠俊輔・熊本伊織・齋藤訓之・中麻弥美 著、丸善出版)
http://amzn.to/1Ihp2Bp

※このコラムはメールマガジンで公開したものです。

執筆者

齋藤訓之
齋藤訓之
Food Watch Japan編集長 さいとう・さとし 1988年中央大学卒業。柴田書店「月刊食堂」編集者、日経BP社「日経レストラン」記者、農業技術通信社取締役「農業経営者」副編集長兼出版部長等を経て独立。2010年10月株式会社香雪社を設立。「FoodScience」(日経BP社)では「食の損得感情」を連載。公益財団法人流通経済研究所客員研究員。亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科非常勤講師。昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。日本フードサービス学会会員。著書に「有機野菜はウソをつく」(SBクリエイティブ)、「食品業界のしくみ」「外食業界のしくみ」(ともにナツメ社)、「農業成功マニュアル―『農家になる!』夢を現実に」(翔泳社)、共著・監修に「創発する営業」(上原征彦編著ほか、丸善出版)、「創発するマーケティング」(井関利明・上原征彦著ほか、日経BPコンサルティング)、「農業をはじめたい人の本―作物別にわかる就農完全ガイド」(監修、成美堂出版)など。※amazon著者ページ → ※齋藤訓之のブログ →