とうもろこし、えだまめなど増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年6月第2週（6月11日〜6月17日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,838t（前週比122％、前年同期比109％）。

前週比ではうめ、はくさい等が減少したが、とうもろこし、えだまめ、だいこん等が増加したため、22％の増加となった。

前年同期比では、さやえんどう、えだまめ、とうもろこし等が減少したが、うめ、じゃがいも、にんじん等が増加したため、9％の増加となった。

市況は、前週比は弱保合、前年同期比は区々となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に北海道等から入荷し、青森県産が露地作に切り替わり数量増加したことから、前週比43％の大幅な増加となった。荷動き鈍い中での増量により相場は下落傾向で、青森県産の価格は弱含みとなった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から順調に入荷し、前週比32％の大幅な増加となった。千葉県産の価格は保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷し、前週比7％の増加となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、長野県産は適度な降雨で干ばつが解消されたことによる数量増で、前週比33％の大幅な増加となった。荷動きは鈍めで相場は下落し、長野県産の価格は弱含みとなった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。量販店需要が小さいことから荷動きは鈍化し、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比17％の増加となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から順調に入荷し、前週比29％の増加となった。数量充分で荷動きはやや鈍く、茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県を中心に埼玉県等から入荷し、埼玉県産、福島県産の出荷増量により、前週比26％の増加となった。群馬県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、群馬県産、栃木県産の入荷数量が増加したことから、前週比41％の大幅な増加となった。高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト　栃木県を中心に熊本県等から入荷し、北海道産が漸増、青森県産の入荷が始まったことから、前週比23％の増加となった。栃木県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に順調に入荷し、前週比18％の増加となった。量販店需要が強く相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年6月第2週）