ぶどう、びわ、すいかなど増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年5月第4週（5月17日〜5月23日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量1,130t（前週比101％、前年同期比119％）。

　前週比では、プリンスメロン、マンゴー、いちごなどが減少したが、ぶどう、びわ、すいかなどが増加したため、1％の微増となった。

　前年同期比ではさくらんぼ、プリンスメロン、アンデスメロンなどが減少したが、びわ、あまなつかん、いちごなどが増加したため、19％の増加となった。

　市況は、前週比、前年同期比共に区々となった。

品目別の動き

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比8％の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は保合となった。

びわ　長崎県を中心に千葉県等から入荷し、長崎県産露地物の出荷がピークに入り、前週比58％の大幅な増加となった。長崎県産の価格は弱保合となった。

ぶどう　大阪府、島根県等から入荷したが、前年同期比で27％の減少となった。大阪府産「デラウェア」の価格は前年同期比で強保合となった

いちご　栃木県、福岡県等から入荷したが、前週比19％の減少となった。気温が高いのと大雨の影響で湿気が多く傷み果の発生も多くなっている。栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」の価格は共に弱含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比14％の増加となった。静岡県産の価格は強含みとなった。

プリンスメロン　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比33％の大幅な減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

クインシーメロン　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、前週比5％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

アンデスメロン　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、前週比7％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

すいか　熊本県を中心に千葉県等から入荷し、千葉県、茨城県の入荷も増えて来たため前週比25％の増加となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

こだますいか　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、前週比17％の増加となった。荷動きは鈍く茨城県産の価格は弱保合となった。

マンゴー　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前進出荷と九州南部の大雨も影響し、前週比21％の減少となった。宮崎県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2019年5月第4週）.csv