ロメインレタスでのO157

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.01(2018.01.05)を発表した。

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【米国、カナダ】カナダでロメインレタス関連のO157発生。米国もか

 カナダ公衆衛生局(PHAC: Public Health Agency of Canada)は、複数州の公衆衛生当局、カナダ食品検査庁(CFIA)およびカナダ保健省(Health Canada)と協力し、カナダ東部の5州にわたり発生している大腸菌O157感染アウトブレイクを調査している。患者の発症日は2017年11~12月初旬。

 これまでに得られた調査結果により、感染源としてロメインレタスへの曝露が特定された。ロメインレタスに関連する患者が引き続きPHACに報告されていることから、汚染されたロメインレタスが現在も市場(レストラン、食料品店、その他の食品提供施設を含む)に流通していると考えられる。

 米国疾病予防管理センター(US CDC: Centers for Disease Control and Prevention)は、複数州の公衆衛生当局および米国食品医薬品局(US FDA)と協力し、13州にわたり発生している志賀毒素産生性大腸菌(STEC)O157:H7感染アウトブレイクを調査している。これまでに患者計17人が報告されている。患者の発症日は2017年11月15日~12月8日。

 CDCは、患者が共通に喫食した食品(ロメインレタスなどの葉物野菜を含む)の有無を調べるため、情報収集を続けている。米国では感染源がまだ特定されていないため、CDCは特定の食品の喫食を避けるよう推奨することはできない。しかし、CDCは、カナダで発生しているO157感染アウトブレイクの大腸菌株が本アウトブレイク株と遺伝学的に近縁であると発表した。

(注目記事のまとめ:FoodWatchJapan編集部)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
食品安全情報(微生物)No.01(2018.01.05)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2018/foodinfo201801m.pdf

今号の目次

【米国疾病予防管理センター(US CDC)】
1. 複数州にわたり発生している大腸菌O157:H7 感染アウトブレイクを調査
2. ペット店の子犬との接触に関連して複数州にわたり発生している多剤耐性カンピロバ
クター感染アウトブレイク(2017年12月13日付更新情報)

【カナダ公衆衛生局(PHAC)】
1. 公衆衛生通知:ロメインレタスに関連して発生している大腸菌感染アウトブレイク
(2017年12月28日付更新情報)

【欧州委員会健康・食品安全総局(EC DG-SANTE)】
1. 食品および飼料に関する早期警告システム(RASFF:Rapid Alert System for Food and
Feed)

【欧州食品安全機関(EFSA)】
1. 伝達性海綿状脳症(TSE)の2016年のサーベイランス結果に関する欧州連合(EU)
要約報告書

【英国食品基準庁(UK FSA)】
1. 食品衛生ランク付け方式が英国の食品安全システム近代化計画の中心

【デンマーク国立血清学研究所(SSI)】
1. デンマークにおける2014~2016年の赤痢の発生状況

【オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)】
1. 動物の糞尿の微生物学的健康リスクについての探索的研究

【ProMed mail】
1. コレラ、下痢、赤痢最新情報