カツオ、サバ、ムキカキなど増

2025年12月第4週(2025年12月19日〜2025年12月25日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2025年12月第4週(2025年12月19日〜2025年12月25日)の概況より。
24日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。前年同期は2024年12月20日〜2024年12月26日。
1日平均取扱数量は総量1,263t(119%、96%)。このうち鮮魚類は556t(前週比103%、前年同期比101%)、冷凍魚類は326t(前週比126%、前年同期比105%)、塩干加工品は381t(前週比142%、前年同期比85%)。

日ごとの動き

12月19日(金)週末の取引、入荷は増えたものの、荷動きは引き続き順調。イワシとスルメはともに1〜2割反発、アジは堅調、カツオは小甘く、サバは弱保合、ブリは保合った。相場全体では堅調。

12月20日(土)休市前の取引、入荷は減ったが、買い気は振るわなかった。イワシとスルメはともに1割反落、ブリは小安く、アジは弱保合、サバとカツオはともに小動きだった。相場全体では軟調。

12月22日(月)週明けの取引、買い気はまずまず。スルメとイワシはともに堅調、ブリは強保合、カツオはおおむね下落、アジは小安く、サバは小甘い。相場全体では小動き。

12月23日(火)休市前の取引、全般に入荷水準が低かった上、休み前ということもあり荷動きはおおむね良好だった。サバとカツオはともに小反発、スルメは続堅調、アジは小幅下落、ブリは高値疲れで幾分値を下げた。相場全体では小動き。

12月25日(木)休市明けの取引、クリスマスで鮮魚類の買い気はいまひとつ。ブリは堅調、サバは強保合、アジは1〜2割続落、スルメは小安く、イワシは軟調、カツオは小動きだった。相場全体では小動き。

品目別の動き

アジ 中型が鳥取と長崎、中小型が新潟主体に入荷。前週に比べ数量は8%減少、価格は中型がわずかに下落、中小型が1割弱安。

サバ 鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は26%増加、価格は1割弱安。

イワシ 北海道主体に入荷。前週に比べ数量は6%減少、価格は0.5割安。

スルメイカ 岩手主体に入荷。前週に比べ数量は8%増加、価格はわずかに下落。

カツオ 鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は33%増加、価格は6.5割弱安。

ムキカキ 12%増加、三陸産の価格は1割弱安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2025年12月第4週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ62.3129104各地14,5804,7201,62010490
海外
メバチ44.810978各地※冷凍3,2401,328972102125
アジ39.792135鳥取ほか8646484329780
新潟中小48643237892114
サバ16.212691鳥取1,40467043291122
イワシ13.09482北海道97247321695112
スルメイカ9.0108205岩手1,7281,3398649893
冷スルメイカ2.110570各地2,3762,160
サンマ2.997138各地解凍972648
カレイ15.49598北海道7565082169070
青森ほかマコ1,08086464883100
北海道アカ1,08079943211288
北海道アサバ1,08072432411294
ハマチ17.710958愛媛ほか野〆2,0521,9981,944100168
塩サケ19.59597北海道トキ2,7002,4842,376100
北海道アキ1,1881,1341,08010075
タラ類26.39089北海道 ほか1,620324
宮城ぶわ1,8361,620
カツオ2.413380鹿児島4,8601,1884323673
キンメダイ7.2103171東京ほか8,6402,2031,08010480
ムキカキ8.711255三陸5,4003,6101,94492107
各地3,5642,160

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/torihiki/week