食卓書机

B-1とは話題づくりである

 ご当地グルメによる町おこしの祭典「B-1グランプリ」の第9回は「in 郡山」として18日と19日に福島県で開かれ、グランプリには「十和田バラ焼き」を提供した「十和田バラ焼きゼミナール」(青森県十和田市)が選ばれたということです。  このニュースは例年同様、全国の新聞、テレビ、ラジオ、そしてインターネットで多数紹介されました。その発信力はさすがと感じます。  このイベントを開催している「愛Bリーグ […]
食卓書机

おとぼけでしたたか竹鶴政孝

「マッサン」が始まったNHK連続テレビ小説がまたまた好調と聞きます。  物語の設定だけでなく登場人物もニッカウヰスキー創業者竹鶴政孝を巡る企業と人物に沿ったもので、公共放送NHKも変わったものだなと感じます。ウイスキーを「ウヰスキー」と書かないところだけは、国語を守る団体としての立場を守っているようですが。  竹鶴政孝については「ヒゲのウヰスキー誕生す」(川又一英著)という伝記が1982年に新潮社 […]
食卓書机

欧米発のスシ店が上陸する日

 先ごろ日本進出が発表された「Blue Bottle Coffee」(ブルーボトルコーヒー)、東京・清澄白河への1号店出店は2015年2月になり、また3月には東京・青山にも出店することを決めたとのことです。 「ブルーボトルコーヒー」はオーダーを受けて1杯ずつ淹れて提供する日本の喫茶店にインスパイアされたものと伝えられています。それを聞いて思い出すのは、エナジードリンクの「レッドブル」です。これもま […]
食卓書机

出来なければ金が入るしくみ

 またぞろバター不足ということで不安に感じている消費者が増えているようですが、業務用に使用している企業ではより深刻な話題です。  農林水産省は5月に7000tの緊急輸入を決めたのに続き、このほど3000tの追加輸入を発表しました。  日経などによれば、このうち5月に決めた7000tの一環として独立行政法人農畜産業振興機構(東京・港)が9月10日に実施した360tの輸入バターの入札では、乳業メーカー […]
食卓書机

既得権益への執着は前進の敵

 秋分の日はいかが過ごされましたか。  今日9月23日は農学者・大井上康氏の命日です(1952年没、享年60)。大井上氏はブドウの「巨峰」®を育種し、栄養週期理論を提唱したことで知られています。  日本巨峰会によりますと、「巨峰」は一般の農家には栽培が難しいことを理由に品種登録が認められず、それでも権利を確保するために商標登録をしたということです。ところが、これも心ない人々によってなし崩し […]
食卓書机

3000店超チェーンの異変

 先週、日本の「マクドナルド」の既存店売上高が8月度で前年同月比25.1%減となったことがわかりました。  同チェーンでは過去1年間に既存店売上高が前年同月をクリアしたのは2014年1月の1回のみで、ずっと下げていたところ7月に17.4%減と大きく下げ、8月にさらに大打撃を食ったという形です。 日本マクドナルドホールディングス株式会社/セールス・財務データ http://www.mcd-holdi […]
食卓書机

重陽の節句の菓子「着せ綿」

 昨日は十五夜。関東は曇りでしたが、全国的には芋名月を楽しめた地域が多かったようです。  今日は九月九日で重陽、菊の節句です。古来中国では“陽”である奇数が重なる日に呪術的に何か強すぎるもの、不気味さを感じていたと聞きます。その不吉を祓うのが五節句ですが、特に単一の字では最大の奇数となる九が重なる日をとくに大事と考えていたそうです。  この日に菊酒を飲む習わしも中国伝来のもの。また、重陽の前夜に菊 […]
食卓書机

識別不能な価値の管理の限界

 先週、農林水産省は萬野畜産(大阪府守口市)が牛肉に事実と異なる原産地等及び個体識別番号を表示し、小売販売業者に一般消費者向け商品として販売していたことを確認し、同社に対し、表示の是正について、JAS法に基づく指示及び牛トレーサビリティ法に基づく勧告を行ったと発表しました。  牛肉ギフト商品について、岐阜県以外の35都道県産黒毛和牛肉を使用していたにもかかわらず、事実と異なる原産地(「岐阜県産」「 […]
食卓書机

ファミレス飲みは需要の潮目

 5月下旬から、外食のある傾向について雑誌やテレビから問い合わせがあり、取材に応じたり出演してお答えしたりということがありました。  それは何かというと、「ファミリーレストランへお酒を飲みに行く人が増えているがなぜか」あるいは「午後の回転寿司店で女子高生が来店してお茶しているのをよく見かけるがなぜか」といった、“業態の変わった利用”に関するものでした。 「よく見かける」とは言っても、実際にどれくら […]
食卓書机

渥美俊一は好成績を危ぶんだ

 机を整理していたら、故渥美俊一氏のお別れの会でいただいた冊子が出てきました。渥美氏が亡くなったのは2010年7月21日。私はその秋に香雪社を設立し、11月にFoodWatchJapanをスタートしました。あれから仕事にかかり切りで、自宅の書斎は荒れ放題。その中でいろいろなことを放ったらかしにしたり、忘れたりしていました。  片づけの手を止めて、しばらく渥美氏のことを思い出していました。やはりいち […]
食卓書机

500の笑顔は500の生命

 1985年8月12日当日を含めれば、日本航空123便墜落事故から30回目の夏の日となります。あの事故で520名の生命が失われました。  航空機の事故率は他の交通機関よりも低いと言われますが、事が起こったときの損害規模が大きいために人々に強い印象を与えます。  旅客機は金のかかる大がかりな装置です。では、いちどきに数百名の生命にかかわるような事故は、そうしたビッグビジネスだけのものでしょうか。   […]
食卓書机

客の命を預かる仕事と独創性

 今日はホンダ創業者・故本田宗一郎氏の命日です。  ビジネス界にはときどき“流出文書”というものが現れます。ある会社の内部文書であるはずのものが、どうしたわけか外部に流出し、コピーされて同業者の間で読み継がれ“影のベストセラー”になってしまう。たとえば流通業界では、バブル崩壊の頃にセゾングループの堤清二氏の長い談話と社員への問いかけが書き起こされた「サマーレビュー」なるものが出回りました。  こう […]
食卓書机

シルク立国からバイオ立国へ

「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)が世界文化遺産に登録されることが決まりました。うれしいニュースです。  日本の養蚕の歴史は古く、しかも昭和初期までは外貨獲得のための最重要産業の一つでした。その後、戦争、化学繊維の登場、安価な海外産の台頭などにより、日本の養蚕業は衰退しました。  しかしカイコとヒトとの付き合いは紀元前15世紀頃からと言われ、カイコは長い歴史を持つ家畜の一つです。とくに養蚕で国 […]
食卓書机

消費増税1カ月で楽観は危険

 2014年4月度「外食産業市場動向調査」(日本フードサービス協会)の結果は、消費増税後最初の動向を考える手がかりとなります。 https://www.foodwatch.jp/jf201404/  この4月に客数が対前年同月をクリアした業態は、ファストフードの「麺類」「その他」(アイスクリームチェーン等)、ファミリーレストランの「洋風」「和風」「中華」「焼き肉」そして「パブ・ビアホール」でした。 […]