2013年12月はファミレス好調・忘年会需要増えるが居酒屋は21カ月連続前年割れ更新

日本フードサービス協会(JF)は2013年12月外食産業市場動向調査を発表した。

全体の合計は、客単価が2.1%上昇し、客数は未達ながら前年並み、売上高は1.6%増という結果だった。

JFでは「曜日回りの関係で年末の休日が増えたことから、FR業態を中心に家族需要、忘年会需要が増え、全体売上はプラスに推移」したとしている。

事業所数(n=213)、店舗数(n=31,349)
全体 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 101.6% 101.0% 99.5% 102.1%

ファストフード

ファストフードの合計は、客単価が2.4%上昇し、客数は2.7%減、売上高は未達ながら前年並みという結果だった。

洋風は、客単価が4.8%上昇し、客数は9.3%と大きく減、売上高は4.9%減となった。

和風は、客単価が上昇傾向ながら前年並み、客数は11.2%と2桁増、売上高も11.5%と2桁増と好調だった。

麺類は、客単価が2.7%上昇、客数が3.9%増、売上高は6.7%増となった。

持ち帰り米飯/回転寿司は、客単価が1.0%上昇、客数は未達ながら前年並み、売上高前年並みとなった。

事業所数(n=57)、店舗数(n=16,313)
ファストフード 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 99.7% 100.6% 97.3% 102.4%
洋風 95.1% 98.9% 90.7% 104.8%
和風 111.5% 101.0% 111.2% 100.2%
麺類 106.7% 105.4% 103.9% 102.7%
持ち帰り米飯/回転寿司 100.2% 97.7% 99.1% 101.0%
その他 105.3% 103.3% 104.5% 100.7%

ファミリーレストラン

ファミリーレストランの合計は、客単価が1.7%上昇、客数が4.0%増、売上高は5.7%増となった。
洋風は、客単価が上昇傾向で前年並み、客数が2.4%増、売上高は3.3%増となった。
和風は、客単価が上昇傾向で前年並み、客数が5.8%増、売上高は6.4%増となった。
中華は、客単価が下降傾向で前年並み、客数が5.3%増、売上高は5.2%増となった。
焼き肉は、客単価が2.9%上昇、客数が13.9%と2桁増、売上高は17.2%と2桁の大幅増と好調だった。

事業所数(n=56)、店舗数(n=9,886)
ファミリーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 105.7% 102.1% 104.0% 101.7%
洋風 103.3% 101.4% 102.4% 100.9%
和風 106.4% 102.9% 105.8% 100.6%
中華 105.2% 103.6% 105.3% 99.9%
焼き肉 117.2% 101.5% 113.9% 102.9%

パブ・居酒屋

パブ・ビアホールは、客単価が4.3%下降し、客数が7.9%増、売上高は3.3%増となった。

居酒屋は、客単価が1.7%下降、客数が3.2%減、売上高は4.9%減となった。居酒屋の売上高は、2012年4月以来21カ月連続前年割れとなった。

事業所数(n=34)、店舗数(n=2,261)
パブ・居酒屋 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 96.2% 100.4% 98.7% 97.5%
パブ・ビアホール 103.3% 102.2% 107.9% 95.7%
居酒屋 95.1% 100.1% 96.8% 98.3%

ディナーレストラン

ディナーレストラン(計)の合計は、客単価が下降傾向で前年並み、客数が5.2%増、売上高は4.4%増となった。

事業所数(n=31)、店舗数(n=528)
ディナーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 104.4% 101.9% 105.2% 99.3%

喫茶

喫茶(計)の合計は、客単価が上昇傾向で前年並み、客数が微増、売上高は1.2%増となった。

事業所数(n=15)、店舗数(n=1,899)
喫茶 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 101.2% 100.2% 100.8% 100.4%

その他

事業所数(n=20)、店舗数(n=462)
その他 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 105.7% 100.0% 105.1% 100.6%

●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/