レバーソーセージのE型肝炎ウイルス

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.26(2012.12.26)を発表した。

注目記事

【US CDC】フランス産豚レバーソーセージ中のE型肝炎ウイルス

 加熱不十分の豚レバーや鹿肉の喫食によるE型肝炎ウイルス(HEV)のヒトへの食品由来感染が日本から報告されている。また、日本、米国および欧州で、食料品店で販売された豚レバー製品がHEVに汚染されていたとの報告がある。米国疾病予防管理センター(CDC)は、フランス産の豚レバーソーセージで検出されたHEVについて増殖能を調べている。

【PHAC】カナダで冷凍ビーフバーガーに関連したO157:H7感染

 カナダ公衆衛生局(PHAC)はアルバータ州およびオンタリオ州で発生した大腸菌O157:H7患者について調査している。患者5人が、Cardinal Meat Specialists社製の冷凍ビーフバーガー(現在回収中)から検出された特定の株の大腸菌O157:H7に関連していることが確認された。発症日は9月上旬~11月下旬で、5人全員が回復中か回復した。

【UK FSA】72カ月齢を超える牛のBSE全頭検査を中止できると助言

 英国食品基準庁(UK FSA)は、72カ月齢を超える健康な牛のBSE全頭検査を中止することができると英国政府に助言する予定。同庁理事会で、現行のその他の安全対策が引き続き厳密に実施される限り、これらの牛の検査はもはや必要ではないとの合意に至った。現行の安全対策には、家畜への動物性タンパク質の給餌の禁止、屠畜時に特定危険部位(SRM)を除去することが含まれる。

(注目記事のまとめ:FoodWatchJapan編集部)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html

食品安全情報(微生物)No.26(2012.12.26)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2012/foodinfo201226m.pdf

今号の目次

【世界保健機関(WHO)】
1. 国連食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)が国内食品回収システムの整備および改善に関するガイドを発行

【米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)】
1. 消費者と業界に利益をもたらすFSISの「留め置きと検査(Hold and Test)」施策

【米国疾病予防管理センター(US CDC)】
1. 小型のカメに関連して複数州にわたって発生している6件のサルモネラ感染アウトブレイク(2012年12月6日付更新情報)
2. フランス産豚レバーソーセージ中のE型肝炎ウイルス

【カナダ公衆衛生局(PHAC)】
1. 公衆衛生通知:冷凍ビーフバーガーに関連した大腸菌O157:H7感染患者
2. 公衆衛生通知:牛肉製品に関連した大腸菌O157感染患者
3. 公衆衛生通知:マンゴーに関連して発生したサルモネラ(Salmonella Braenderup)感染アウトブレイク

【カナダ食品検査庁(CFIA)】
1. 大腸菌O157:H7感染患者に関連するCardinal Meat Specialists社の調査を完了

【欧州委員会健康・消費者保護総局(EC DG-SANCO)】
1. 食品および飼料に関する早期警告システム(RASFF:Rapid Alert System for Food and Feed)

【欧州疾病予防管理センター(ECDC)】
1. 欧州連合内の複数国にわたって発生しているサルモネラ(Salmonella Stanley)感染アウトブレイク(2012年12月12日付更新情報)

【英国健康保護庁(HPA)】
1. ノロウイルスの季節性流行に関する最新情報

【英国食品基準庁(UK FSA)】
1. 高齢ウシのBSE検査に関する助言

【アイルランド保健サーベイランスセンター(HPSC Ireland)】
1. ノロウイルス感染患者の増加に関する注意喚起

【ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)】
1. 食品中の病原体:人獣共通感染症対策の進展および新たな課題

【オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)】
1. オランダにおける人獣共通感染症の発生状況(2011年)

【ProMed mail】
1. コレラ、下痢、赤痢最新情報