亜硝酸塩・硝酸塩の添加は白

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.14(2017.07.05)を発表した。また、米国食品医薬品局(FDA)の過塩素酸塩の摂取に関する詳細なQ&Aを食品安全情報(化学物質)No.14(2017.07.05)別添として発表した。

注目記事

【EFSA】EFSAは食品に添加される亜硝酸塩と硝酸塩の安全量を確認する

 肉や他の食品に意図的に添加される亜硝酸塩と硝酸塩の既存の安全量は消費者を十分保護していると、欧州食品安全機関(EFSA)はその安全性を再評価したのち結論した。食品添加物としての亜硝酸塩と硝酸塩の消費者暴露は、これらの添加物を含む食品を多く食べる子どもでわずかに超過していることを除けば、すべての年齢集団で安全量以内である。

 だが、亜硝酸塩と硝酸塩のすべての食事摂取源を考慮すると、すべての年齢集団で安全量(ADIs)を超過する可能性がある。

 両物質はEUで食品添加物として認可され、肉、魚、チーズ製品の微生物の成長を妨げ、とくにボツリヌス中毒症の予防に、また肉を赤く保ち風味を増すために使用されている。硝酸塩は天然でも特定の野菜に高濃度で存在し、また主に水中の環境汚染物質としてフードチェーンにも入ることがある。

※ポイント:この問題が難しいのは、食品添加物としての使用よりも多くの硝酸塩が野菜に天然に存在することで、そのためにEFSAは食品添加物由来の暴露と天然に存在するものも含めた全由来の暴露とを分けて評価しています。EFSAは、詳細を知るために硝酸塩から亜硝酸塩への変換に関するデータも含めさらなる研究が必要であるとしています。

【ANSES】ECHAはフランスの提案に基づきビスフェノールAの内分泌かく乱性を認めた

 2017年2月、フランス食品・環境・労働衛生安全庁(ANSES)は、ヒトの健康に深刻な影響を引き起こす可能性のある「内分泌かく乱」の特性に基づき、欧州REACh規則の枠組みで、ビスフェノールAを高懸念物質(a substance of very high concern:SVHC)として分類する提案を欧州化学庁(ECHA)に提出した。この提案はECHAの加盟国委員会が採択したばかりであり、業界関係者がすべての輸入品あるいは製造品のビスフェノールAの存在をECHAに通知しなければならないことや、品物がその物質を含む際には買い手に情報提供もしなければならないことを意味する。

※ポイント:REACh規則の枠組みでSVHCと分類されたことにより、ビスフェノールAの使用について食品の容器・包装だけでなくさまざまな製品が影響を受けることになります。

【MFDS】食品医薬品安全処、妊婦、子どもなど感受性の高い集団を対象に安全な魚食について勧告

 韓国の食品医薬品安全処は、魚のメチル水銀と健康評価結果をもとに、魚を「一般魚類及びツナ缶詰」と「マグロ・カジキ類及びサメ類」に分類して、メチル水銀に感受性の高い妊娠・授乳中女性と乳児・子どもを対象に魚種別に一週間単位で勧奨摂取量を提示した。

【別添:FDA】過塩素酸塩のQ&A

 米国食品医薬品局(FDA)が、過塩素酸塩の摂取に関して詳細なQ&Aを発表した。

(安全情報部第三室)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
食品安全情報(化学物質)No.14(2017.07.05)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2017/foodinfo201714c.pdf
食品安全情報(化学物質)No.14(2017.07.05)別添/過塩素酸塩のQ&A
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2017/foodinfo201714ca.pdf

今号の目次

【WHO】
1. 国際がん研究機関(IARC)

【FAO】
1. コーデックス委員会
2. 変わる世界における基準の役割

【EC】
1. 新規食品
2. SCHEER:根拠の重み付けと不確実性に関するワーキンググループの2017年5月24日の議事録
3. 抗菌剤耐性:委員会は新しい行動計画で戦いをステップアップする
4. 査察報告書
5. 食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)

【EFSA】
1. EFSAは食品に添加される亜硝酸塩と硝酸塩の安全量を確認する
2. ミツバチグループにEUの新しいパートナーシップが採用される:信頼が重要
3. EFSAは独立方針を強化する
4. 遺伝子組換え関連
5. 食品と接触する物質関連
6. 飼料添加物関連

【FSA】
1. FSA理事会の議論の要約:2017年6月21日
2. Geeta’s Foods社は未承認施設で製造されたミルクパウダーを含む2種類のソースを回収措置
3. FSA北アイルランド
4. FSAは地方当局による食品法執行データを発表
5. 新規食品関連

【FSS】
1. Cott Beverages社は macb Strawberry & Kiwi flavoured ソフトドリンクを回収措置

【NHS】
1. ベジタリアン用の食事がより大幅な体重減少につながる可能性がある

【ASA】
1. 子どもメディアでのより厳しい新しい食品飲料規則が発効

【BfR】
1. 加工係数に関するBfRデータ集
2. BfR調査:アルミニウムがメニュートレーから食品に移行する証拠
3. ナノ粒子:その運命とは、どのように変化するのか?

【RIVM】
1. 2015年健康的食事ガイドと比較した2012-2014年の食品摂取

【ANSES】
1. ECHAはフランスの提案に基づき、ビスフェノールAの内分泌かく乱性を認めた

【FSAI】
1. 食品革新会議はEU市場へのアクセスについて助言する

【FDA】
1. FDAは公認第三者認証サイトを開始
2. 公示
3. 警告文書
4. FDAでは、協力する関係者に長期の関与
5. FDAはある種の輸出に関する認証プロセスの概要について中国との覚え書きに署名

【CFIA】
1. ケベックのBoutique Erotika 2店舗から 未承認の精力剤「Super Panther 7K」が押収された

【FSANZ】
1. 食品基準通知
2. ナノ粒子と乳児用ミルク

【APVMA】
1. 農業用および獣医用化合物のリコール通知についての新しい政策

【TGA】
1. 安全性警告:7-Days Herbal Slim-Extra カプセル

【MFDS】
1.日本産輸入食品の放射能検査の結果
2.日本の原発関連食品への医薬品安全処の対応及び管理の動向
3. 食品医薬品安全処、妊婦、子どもなど感受性の高い集団を対象に安全な魚食について勧告
4. 禁止色素不法輸入・流通業者等検挙
5. 飲食店の衛生評価の現状
6. 貝類毒素発生及び検査の現状
7. 残留農薬基準を超過して検出された輸入「にんにくの芽」の回収措置
8. 食肉加工業HACCP義務付け及び原乳の国家残留物質検査システムの用意
9. 市販流通冷凍水産物、重量違反を多数摘発
10. 飲酒、喫煙する人が体内の重金属の濃度がより高い

【その他】
・食品安全関係情報(食品安全委員会)から
・(EurekAlert)トウモロコシはバイオ燃料にするより食品として使った方がよい、研究が発見
・(EurekAlert)購入者は注意:抗菌製品は良いことより悪いことが多い

別添
【FDA】過塩素酸塩のQ&A