だいこん荷動き良。はくさい鈍

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年12月第2週（12月10日〜12月16日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,791t（前週比109％、前年同期比97％）。

日ごとの動き

前週比ではれんこん、さつまいも等が減少したが、じゃがいも、ピーマン、さといも等が増加したため、9％の増加となった。

前年同期比では、ごぼう、さつまいも、キャベツ等が増加したが、れんこん、セルリー、しゅんぎく等が減少したため、3％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。荷動きはまずまず良好で、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から順調に入荷し、前週比で7％の増加となった。相場は年末に向けて底上げとなり、千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比で12％の増加となった。愛知県産の価格は保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、静岡県産、兵庫県産、長崎県産を中心に増加傾向で、前週比で11％の増加となった。クリスマス需要を前に相場は上昇し、静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に順調に入荷し、前週比で6％の増加となった。需要はありながらも数量の多さがそれを上回っており、荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から順調に入荷し、前週比で18％の増加となった。値ごろ感あり荷動きはまずまずも全体量は潤沢で、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比で5％の増加となった。荷動きはまずまずも全体量は多く、茨城県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　宮崎県、千葉県等から順調に入荷し、前週比で13％の増加となった。全体的に荷動きは鈍く、宮崎県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に順調に入荷し、前週比で11％の増加となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷し、前週比で4％の増加となった。相場は下落傾向で、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　宮崎県、茨城県等から入荷し、特に高知県産、宮崎県産の入荷が順調で、前週比で21％の増加となった。宮崎県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年12月第2週）