2日入荷順調も買い気今一つ

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年6月第5週(6月26日〜7月2日)の概況より。

日ごとの動き

1日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ7%の減少。

1日平均取扱数量は総量1,422t(前週比110%、前年同期比106%)。このうち鮮魚類は611t(前週比93%、前年同期比101%)、冷凍魚類は390t(前週比173%、前年同期比122%)、塩干加工品は421t(前週比101%、前年同期比101%)。

6月26日(金) 週末の取引、買い気は依然振るわなかった。イワシが2〜3割反発、サバは小幅上伸、カツオは3〜4割下落、スルメは小幅続落、相場全体では区々

6月27日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。スルメが2〜3割反発、アジはしっかり、サバは強保合、カツオとブリはともに保合、相場全体では強保合

6月29日(月) 休市明けの取引、天候もよく荷動きは比較的順調。イワシは2割下落、メジもおおむね下落、サバは弱保合、相場全体では、小安い

6月30日(火) 休市前の取引、月末市で天候の悪化予報もあり買い気は低調。イワシとサバが堅調、ブリはしっかり、メジは強保合、相場全体では小動き

7月2日(木) 休市明けの取引、比較的順調な入荷だが買い気はいまひとつ。スルメが3〜4割反発、メジは3割上伸、アジは堅調、カツオは小動き、相場全体ではしっかり

品目別の動き

アジ 中型が千葉や長崎、中小型が長崎や千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格は中型が2割弱安、中小型が2割安。

サバ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ15%減少し、価格はわずかに下落

イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格は0.5割安。

スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ11%減少し、価格はわずかに下落

カツオ 宮城や千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ20%増加し、価格は0.5割高。

主な水産物の市況(2020年6月第5週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ42.877124各地2,401
海外-
メバチ56.8118113各地※冷凍819
アジ50.710884千葉ほか497
長崎ほか中小443
サバ26.485103千葉255
イワシ45.810898千葉328
スルメイカ31.389164石川609
冷スルメイカ1.212039各地-
サンマ3.711974各地解凍-
カレイ136585北海道400
青森ほかマコ421
北海道アカ648
北海道アサバ-
ハマチ20.9100173愛媛ほか野〆810
塩サケ19.1139132北海道トキ-
北海道アキ972
タラ類998130岩手ほか648
宮城ぶわ-
カツオ39.7120153宮城ほか497
キンメダイ64874東京ほか1,620
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/