イワシ北海道主体に入荷2倍

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年8月第3週(8月16日〜8月22日)の概況より。

日ごとの動き

 16日(金)と21日(水)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。

 1日平均取扱数量は総量1,227t(前週比101%、前年同期比99%)。このうち鮮魚類は586t(前週比99%、前年同期比103%)、冷凍魚類は230t(前週比110%、前年同期比95%)、塩干加工品は411t(前週比100%、前年同期比96%)。

8月17日(土) 3日連続休市明けの取引、台風の影響でスルメは入荷がなく、アジやサバ、ブリがわずかな入荷にとどまった。相場全体では堅調

8月19日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。サバやイワシが値を下げ、アジやメジは小動きなど、相場全体では小安い

8月20日(火) 休市前の取引、買い気は順調。アジやカツオ、スルメが値を下げ、ブリは軟調など、相場全体では続落

8月22日(木) 休市明けの取引、買い気は今一つ。アジやイワシ、カツオ、スルメが値を下げるなど、相場全体では続落

品目別の動き

アジ 中型、中小型ともに長崎主体に入荷。数量は前週に比べ42%減少し、価格は中型が約1.8倍に上昇、中小型は約1割高。

サバ 長崎や宮城主体に入荷。数量は前週に比べ9%減少し、価格は約1.6倍に上昇

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ約2.1倍に増加し、価格は約3割安。

スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ28%減少し、価格は0.5割強高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ16%増加し、価格は2倍に上昇。生サンマは入荷なし。

主な水産物の市況(2019年8月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ36.192100各地8,522
海外4,414
メバチ47.39885各地※冷凍1,028
アジ30.55899長崎1,080
長崎中小720
サバ17.79158長崎ほか492
イワシ33.1212249北海道473
スルメイカ13.87268青森763
冷スルメイカ7.3252135各地-
サンマ18.423051--
各地解凍-
カレイ3.78486北海道648
青森ほかマコ1,188
北海道アカ1,080
北海道アサバ-
ハマチ20.2107144愛媛ほか野〆1,026
塩サケ13.77375北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類4.57490青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ49.1116135宮城756
キンメダイ4.46596東京ほか2,457
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/