いちご順調。前進続き17%増

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2021年12月第1週(12月9日〜12月3日)の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,985t(前週比97%、前年同期比87%)。

日ごとの動き

前週比では、いちご等が増加したが、かき、西洋なし、りんご等が減少したため、3%の減少となった。

前年同期比ではかき、キウイ、アールスメロン等が増加したが、ほしがき、西洋なし、りんごが減少したため、13%の減少となった。

市況は前週比では保合、前年同期比では強保合となった。

品目別の動き

みかん 愛媛県を中心に長崎県等から入荷したが、前週比1%の微減となった。価格は前週比で、愛媛県産早生は強保合となった。

不知火 熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前年同期比20%の減少となった。熊本県産の価格は前年同期比で、強含みとなった。

りんご 山形県産が終盤に入り、前週比8%の減少となった。価格は前週比で、青森県産「王林」とは保合となった。

西洋なし 山形県を中心に青森県等から入荷したが、前週比20%の減少となった。引き合いはやや強く、山形県産「ラ・フランス」の価格は前週比で強含みとなった。

いちご 栃木県産「とちおとめ」を中心に福岡県産「あまおう」等が入荷した。生育順調なことから関東県産の前進出荷が続き、前週比17%の増加となった。価格は前週比で栃木県産「とちおとめ」及び福岡県産「あまおう」は保合となった。

アールスメロン 静岡県、熊本県等から入荷したが、前週比7%の減少となった。ギフト需要にて引き合いは強く、静岡県産の価格は前週比で強含みとなった。

ほしがき 長野県を中心に富山県等から入荷したが、前年同期比30%の大幅な減少となった。長野県産「市田」の価格は前年同期比で強保合となった。

主な農産物(果実)の市況(2021年12月第1週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
みかん1,1869989せり普通愛媛103,780
早生愛媛103,953
相対普通愛媛102,743
早生愛媛103,154
不知火14-80せり熊本55,292
相対熊本55,238
りんご2439279せりふじ青森105,897
王林青森104,298
相対ふじ青森104,946
王林青森103,996
西洋なし298074せりラ・フランス山形5-
相対ラ・フランス山形52,484
かき11063138せり富有奈良10-
相対富有奈良103,413
いちご7811793せりとちおとめ栃木0.26445
あまおう福岡0.27641
さがほのか佐賀0.27-
紅ほっぺ静岡0.28-
相対とちおとめ栃木0.26443
あまおう福岡0.27650
さがほのか佐賀0.27-
紅ほっぺ静岡0.28-
アールスメロン1893103せり静岡12,117
相対静岡12,030
キウイ8-127せり愛媛3.6-
相対愛媛3.6-
ほしがき11-70せり市田長野0.17-
アンポ福島0.23-
相対市田長野0.17570
アンポ福島0.23486
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/