みかん極早生終盤。かき2割増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年11月第1週（10月29日〜11月4日）の概況より。開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。1日平均入荷量は総量1,535t（前週比108％、前年同期比83％）。

日ごとの動き

前週比では、アールスメロン等が減少したが、かき、みかん、西洋なし等が増加したため、8％の増加となった。

前年同期比ではいちごが増加したが、西洋なし、かき、りんごが減少したため、17％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに強保合となった。

品目別の動き

みかん　早生を中心に愛媛県、長崎県等から入荷したが、極早生みかんが終盤に入り減少しているため、前年同期比13％の減少となった。愛媛県産早生の価格は前年同期比で保合となった。

りんご　青森県産「早生ふじ」が終盤に入り、山形県、長野県産「サンふじ」を中心に入荷し、前週比3％の増加となった。山形県産「ふじ」の価格は前週比で強保合となった。

西洋なし　山形県を中心に入荷し、前週比14％の増加となった。荷動きはよく、山形県産「ラ・フランス」の価格は前週比で保合となった。

かき　「富有」は福岡県を中心に岐阜県から、「平核無」は和歌山県を中心に奈良県から入荷し、前週比22％の増加となった。福岡県産「富有」の価格は前週比で保合、和歌山県産「平核無」の価格は強保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比14％の減少となった。引き合いは強く静岡県産の価格は前週比で強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2021年11月第1週）