客単価上昇しながら客数減続く

主要コンビニエンスストアの2022年3月実績。ファミリーマートを除く各社が既存店客数減。客単価は各社とも上昇傾向で、既存店売上高はローソンストア100事業とポプラ以外は前年水準でクリアした。既存店の動きとして、客単価が上昇しながら客数が減少する傾向は2020年から続いている。CVS利用が、必要なものをその都度買う形から、ある程度まとめて買うSM寄りのスタイルへシフトし強まりつつあることがうかがえる。

7&IHD/セブン-イレブン・ジャパンは、既存店売上高100.8%、同客数97.6%、同客単価103.3%。店舗数(全店)は21,179店。

ファミリーマート/国内(単体ベース)は、既存店売上高103.6%、同客数100.6%、同客単価103.0%。店舗数(全店)は15,646店。

ローソン/ローソン事業(ローソン・ナチュラルローソン)は、既存店売上高100.7%、同客数97.7%、同客単価103.1%。店舗数(全店)は13,395店。

ミニストップは、既存店売上高100.4%、同客数97.5%、同客単価102.9%。店舗数(全店)は1,958店。

コンビニエンスストアの2022年3月の業績一覧

各社発表データによる。一部に速報値を含む。売上高、客数、客単価のパーセンテージは前年同月比。

凡例:10%以上のプラス5%以上のプラス前年同月未達5%以上のマイナス10%以上のマイナス。順不同。

コンビニエンスストア2022年3月度業績
企業名 事業名/「チェーン名」 既存店 全店
売上(%) 客数(%) 客単価(%) 店舗数(店) 売上(%) 客数(%) 客単価(%)
7&IHD セブン-イレブン・ジャパン 100.8 97.6 103.3 21,179 101.3
ファミリーマート 国内(単体ベース) 103.6 100.6 103.0 15,646 101.1
ローソン ローソン(単体) 100.5 97.5 103.1 14,064 103.3
ローソン事業(ローソン・ナチュラルローソン) 100.7 97.7 103.1 13,395 103.7
ローソンストア100事業 96.3 93.9 102.5 669
ポプラ ポプラ(ローソン・ポプラ店を除く) 99.8 96.5 103.4 250 108.2 103.6 104.4
スリーエフ 「ローソン・スリーエフ」 101.0 98.9 102.1 335 100.1
ミニストップ 100.4 97.5 102.9 1,958 100.9 97.9 103.1