「ペヤング」に虫混入の事故

 2日、Twitterで即席麺「ペヤング」に虫が混入していたというツイートがあり、製造したまるか食品(群馬県伊勢崎市、丸橋嘉一社長)と管轄の保健所が対応する一方、SNS等では事の真偽を推理するなど引き続きホットな話題の一つとなっています。

お客様への大事なお知らせ(まるか食品)
http://www.peyoung.co.jp/news/detail/2014/159
お詫びと商品自主回収のお知らせ(同)
http://www.peyoung.co.jp/pdf/20141204.pdf

 4日に公開された毎日新聞のWebサイトの記事によれば、「容器や包装フィルムに穴はなかった。既に虫入りの麺を外部の分析機関へ提出しており、虫は油で揚げられているか▽もし揚げられていれば工場で使用している油か――などを調べる。結果が出るまでに1週間程度かかるという」ということで、調査は粛々と進んでいるようです。

毎日新聞の記事
http://mainichi.jp/select/news/20141204k0000e040193000c.html

 SNSなどでは、まるか食品と他社の即席麺の工場の写真を比較する記事などが見られます。そこでまるか食品のWebサイト(http://www.peyoung.co.jp/)に当たってみたところ、トップページに工場見学のスペシャルサイトのメニューがあるのですが、このコンテンツの各要素は今日現在「Not Found」となっていました。ただ、Googleの画像検索で「工場 site:www.peyoung.co.jp」として検索してみると清潔で整頓された工場の写真(サムネイル)がいくつも表示されますので、公開されていないのが残念と感じます。

 真相が解明され発表されるのを待ちたいと思います。

※このコラムはメールマガジンで公開したものです。

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About 齋藤訓之 398 Articles
Food Watch Japan編集長 さいとう・さとし 1988年中央大学卒業。柴田書店「月刊食堂」編集者、日経BP社「日経レストラン」記者、農業技術通信社取締役「農業経営者」副編集長兼出版部長等を経て独立。2010年10月株式会社香雪社を設立。公益財団法人流通経済研究所特任研究員。戸板女子短期大学食物栄養科非常勤講師。亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科非常勤講師。日本フードサービス学会、日本マーケティング学会会員。著書に「有機野菜はウソをつく」(SBクリエイティブ)、「食品業界のしくみ」「外食業界のしくみ」(ともにナツメ社)、「農業成功マニュアル―『農家になる!』夢を現実に」(翔泳社)、共著・監修に「創発する営業」(上原征彦編著ほか、丸善出版)、「創発するマーケティング」(井関利明・上原征彦著ほか、日経BPコンサルティング)、「農業をはじめたい人の本―作物別にわかる就農完全ガイド」(監修、成美堂出版)など。※amazon著者ページ →