食卓書机 鍋料理バーベキュー説 2012年7月9日 齋藤訓之 昨年は今ごろが梅雨明けでした(沖縄は6月上旬)。今年はどうでしょうか。 夏が近づくといろいろな楽しみを思い付きますが、炎天下で汗をかきながらのバーベキューも楽しいものです。春と秋のほうがラクではありますが、ビールはよりうまいでしょう。
スクリーンの餐 映画の中のパン「ブラック・ブレッド」 2012年7月7日 rightwide 昨今のヨーロッパ金融危機でも話題になることの多いスペインだが、20世紀にはそれとは比較にならない苦難の歴史があった。今回はそうしたスペインの歴史を背景にした作品の中で、現在公開中のパンが重要な意味を持つ作品を取り上げる。
食卓書机 “伝統”と“近代”は双子 2012年7月2日 齋藤訓之 北海道に「八列とうもろこし」という古い品種のトウモロコシが伝わっています。私の柴田書店時代の先輩で、現在は北海道を中心にスローフードやスイーツの取材をされている深江園子さんが、以前教えてくれました。
食って・走って・また食った おひとり様の前菜の楽しみ「ボン・グゥ 神楽坂」(東京・神楽坂) 2012年6月30日 上荻吾朗 まだ梅雨明けはしませんが、梅雨の晴れ間の空気や夕焼けは格別ですね。夕焼け偏愛者の自分としては、この季節から夏にかけての夕焼けが大好きで、切なくて、サイコーなのです。どういうわけか、刻々と色を変えていく空を見ていると、ときに胸が締め付けられる気持ちになります。きっと無意識に、戻ってこない“今”をいとおしんでいるんでしょうね。そういう年齢になりました。
食卓書机 ケーサツは文化を創らない 2012年6月25日 齋藤訓之 ニューヨークを訪ねたのは一昨年のことなのですが、その頃すでにピークと言われた彼の地でのラーメンブームは、どうしてどうしてまだまだ冷めず、すでにスシに続く新文化として根を下ろしつつあるようです。
スクリーンの餐 映画の中の豚「ブタがいた教室」「豚と軍艦」 2012年6月23日 rightwide 冷しゃぶやゴーヤーチャンプルーなど夏のメニューも豊富な豚肉料理。今回は豚が登場する新旧の日本映画を2本紹介する。
食卓書机 牛生レバーを提供したいなら食品照射を真面目に考えろ 2012年6月18日 齋藤訓之 テレビ、新聞等が伝えているように、7月1日から、生食用牛肝臓の販売が禁止されることとなりました。O157などの腸管出血性大腸菌が牛肝臓内部に入り込むことがわかり、「牛肝臓を安全に生で食べるための有効な予防対策は見い出せていない」ために決定したことです。
食って・走って・また食った 大人のお子様ランチ!「キッチンアオキ」(東京・飯田橋) 2012年6月16日 上荻吾朗 入梅しましたね。北海道出身の自分は、人生の半分以上を東京で暮らしても、厚く垂れ込める雲の憂鬱さには慣れません。そんなときに救いになるのが、雨の合間の自転車通勤。雨さえなければ、暑くもなく寒くもないこの気候は絶好の自転車通勤日和。会社に着いたときのあたまが真っ白になる気持ちよさがサイコーです。
スクリーンの餐 映画の中のウナギ「うなぎ」「ブリキの太鼓」 2012年6月9日 rightwide 今年の土用の丑は7月27日。しかしそれを前にして昨冬からの今シーズンも、3年連続となるシラス不漁が伝えられている。これによって価格が高騰し、庶民には手の届かない存在となってしまうのが心配な今年のウナギ。そこで今回は、指をくわえながら、“食えないウナギ”が登場する2本の映画を取り上げたい。
食卓書机 「金持ちになると氷を使うようになる」は常に真か 2012年6月4日 齋藤訓之 先週は「氷の朔日」と和菓子「水無月」のお話をお届けしましたが、その後もう少し調べてみましたところ、まだいくつか同様のお話があることがわかりました。
食って・走って・また食った まっすぐなラーメン「末廣ラーメン本舗」高田馬場分店(高田馬場) 2012年6月2日 上荻吾朗 夏が近づいた、と言っても、まだまだ夜になるとぐっと冷えるもの。5月も後半からは寒暖差が激しく、昼間薄着で出て来た分、夜は冷えてしまいます。自転車通勤者にとっては、必死に漕いであったまるまでがつらいところ。かと言って厚着しすぎると汗だくになってしまう……。微妙な温度調節の季節ですが、こまめな着替えが肝心。夏風邪などひかぬよう注意しましょう、ご同輩。
食卓書机 水無月が教える氷のありがたみ 2012年5月28日 齋藤訓之 クールビズの繰り上げでピンと来ないかもしれませんが、今週金曜日6月1日は更衣(ころもがえ)です。梅雨入りを考えると憂鬱な時期でもありますが、しかし新しい装いは夏が近づく楽しみを感じさせてくれるものです。
スクリーンの餐 映画の中のフグ「おくりびと」「次郎長三国志」 2012年5月26日 rightwide 「河豚は食いたし命は惜しし」と言うとおり、美味だが毒を持つためにその調理には資格を必要とするフグ。旬を過ぎたが、そのフグが重要な役割を果たした日本映画2本を取り上げる。