農業と食品・外食の連携の未来

低糖質志向で生まれた新市場

前回、日本の消費者の低糖質食への関心は2008年に特定健診・特定保健指導(いわゆる「メタボ健診」)がスタートしたあたりから強まり、日本の食品・飲料メーカーはこの動きに敏感に反応した、と書きましたが、実際にはメーカーがニーズを予測して先に対応したと見るべきかもしれません。
農業と食品・外食の連携の未来

食品流通は築地型から長野型へ

築地市場の豊洲移転問題がやや暗礁に乗り上げそうな様相を呈しています。この背景には、仲卸を中心とする個々の事業者の経営上の事情もありそうですが、ここにきて新市場の建築と構造を問題だとする論調も現れてきています。
スクリーンの餐

「アスファルト」のクスクス

前回は日本の団地を舞台にした作品を紹介したが、今回はフランスの団地を舞台にした「アスファルト」を取り上げる。 “バンリュー”での愛と絆を描く  フランスでも日本と同様、1960年代に住宅不足対策としてパリ等の大都市の郊外に公営団地の建設が進んだ。その建設の様子は団地の主婦売春を題材としたゴダールの「彼女について私が知っている二、三の事柄」(1966)でも描かれている。  その後、バンリューと呼ばれ […]