ピクセンの環境改善型香り発生機
食の損得感情 13

科学的・合理的に作ることを嫌う心理

ピクセン(現バイオミメティクスシンパシーズ/東京・江東、漆畑直樹社長)は、香りに関する技術を核に、新市場開拓に取り組んでいるベンチャー企業だ。香りによる室内環境の改善、医療への応用、防災への活用などに取り組み、香りによる集客、購買促進などでも実績を上げている。

様々な粉末だし
食の損得感情 12

時代によって方法は変わり、使い手にも変化が求められる

アンゼンフーズ(静岡県沼津市、山形晋一社長)は、冷凍食品業界では名の通った会社だ。とくに中国料理を得意とし、冷凍の点心についてはパイオニア的存在。「およそ中国料理店で提供するものなら、なんでも冷凍食品にしてみせる」ということで、北京ダックの量産化にも成功している。

全国各地で生産されているコシヒカリだが(関東地方の水田で)
食の損得感情 11

コシヒカリ新潟BLの登場が教えたもの

新潟県は、イモチ病抵抗性のある新品種コシヒカリ新潟BL1~6号(以下コシヒカリ新潟BL)を奨励品種とし、2005年産からは、県下で従来品種のコシヒカリの作付けと集荷を事実上停止し、全面的にコシヒカリ新潟BLに切り替えた。この政策に対して、県内の大半の農家は従順に従ったが、独自の販 […]

カタツムリ嫌いに理由はない
食の損得感情 10

農薬の是非が厄介なのは好き嫌いの問題だから

元・いずみ開発企画室長で、現在は宮城県食産業商業振興課に勤務する三輪宏子氏の呼び掛けで、2年前、食品に関する小さな勉強会が開かれた。食品メーカーの開発担当者と食品や外食の分野で執筆することが多い記者、編集者が自発的に集まり、とかく悪玉とされがちなものについて専門家の説明を聞こうと […]

車は「便利だから」だけで選ばれているのではない
食の損得感情 9

米国産牛肉再開!と小躍りしている場合ではない

米国産およびカナダ産牛肉輸入の年内再開が具体的になりつつある。米国の牛肉生産・流通のやり方には改善すべき点がたくさんあるにせよ、BSE(牛海綿状脳症)対策として、日本政府が全頭検査や禁輸にこだわる必要はない。要は、適正な評価に従って有効な対策が講じられ、ヒトへの感染の確率が低くで […]

EurepGAP認証を取得した木内氏の農場。右手の休憩施設も、EurepGAPが農園に設置することを推奨している
食の損得感情 8

日本版GAP普及の鍵握るは小売業

日本版GAP(Good Agricultural Practice/適正農業規範)の確立・普及について、農水省がここ数年取り組みを強化してきている。2005年度は「食の安全・安心確保交付金」(総額約27億円)の内数という形で予算化している。国家的な事業であるわけだが、ここに至って […]

酒類の栓3種。右からコルク栓、スクリューキャップ、ビンディング式圧着栓
食の損得感情 7

ワインの栓から食品の技術革新戦略を考える

瓶詰めしたワインの熟成には、瓶の外からの空気の(若干の)流入が必要か否か――そんなことの議論がまだ続いている。外気が必要と考える向きは、「従ってワインボトルの栓はコルクでなければならない」と主張し、熟成にはワイン中の溶存酸素で十分で外気は必要ないと考える向きは、「スクリューキャッ […]

EMを使ったモミガラ堆肥の製造を実演する高松求氏
食の損得感情 5

「オカルト」を乗り越えて見聞せよと叱責されたものの

やや旧聞に属するが、「光合堀菌」なるものが世間を騒がせている。ある食品を摂取すると、体内に存在しなかった菌が合成されるなどという説明で、どうも菌の存在自体が疑わしい。これは際立った例の一つだが、微生物に関する商品はオカルトや新興宗教と結び付きやすく、詐欺や詐欺まがい商法に利用され […]

化学肥料を使用しない水田〈右〉と、慣行栽培の水田〈茨城県で〉。右の水田の農家曰く「うちの目標はローならぬノー・コスト経営」
食の損得感情 4

有機は信条、制度、マーケであり、栽培技術ではない

前回の記事に対して、何人かの読者から「この筆者は有機農法派であるか?」といった問い合わせが寄せられた。これについては、連載の回を重ねるに従って徐々に明らかになるようにと考えていたが、疑問や誤解を生むのは本意ではない。ここで私の基本的なスタンスを明らかにしておこうと思う。