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テーブルサービス業態が好調

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日本フードサービス協会(JF)は2015年2月外食産業市場動向調査を発表した。

全体の合計は、客単価が3.5%上昇して、客数はやや減。売上高は前年並み。店舗数は前年並みとなった。

ファストフード(FFS)は洋風が客数、客単価、売上高ともマイナス。和風FFSは客単価が2桁上昇して客数が1割近く減少した。

なお関連情報として、日本マクドナルドホールディングス発表の月次セールスレポートによると、同社の2月は全店売上高▲28.9%、既存店売上高▲28.7%、客数▲19.1%、客単価▲11.8%と、依然として非常に厳しい状況が続いている。

洋風FFS、和風FFS、中華ファミリーレストラン(FR)、居酒屋を除いては、各業態とも客数はプラス。和風FR、焼き肉、ディナーレストランは売上高が2桁増ということもあり、テーブルサービスの人気回復を感じさせる。

JFでは「2月は、記録的な大雪となった前年に比べ、天候が比較的穏やかだったことから、客数はFF(※1)以外の業態で前年を上回った。また、客単価が引き続き好調(※2)な業種業態が多く、外食全体の売上は3カ月ぶりに前年を上回った」「FF洋風では1月に起きた食品への異物混入問題と米国港湾ストによるポテト輸入の支障から客数が落ち込み、外食全体の客数を引き下げた」としている。

※1:FFはFFR(ファストフードサービス)のこと。

※2:「客単価が引き続き好調」はJF独特の表現で、客単価が上昇していることを指すと思われる。JFの場合、客単価の上昇を歓迎すべきこととして表現するケースが多い。

事業所数(n=210)、店舗数(n=31,960)
全体 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 100.9% 100.3% 97.5% 103.5%

ファストフード

ファストフードの合計は、客単価がやや上昇して、客数は6.6%減と不調。売上高も5.7%減と不調。店舗数は前年並みとなった。

洋風は、客単価がやや下降したが、客数は13.7%の2桁大幅減。売上高も16.2%減と2桁の大幅減となった。店舗数はやや減少した。

和風は、客単価が12.2%上昇と2桁大幅アップして、客数は8.5%減と不調。売上高はやや増。店舗数はやや増加した。

麺類は、客単価が前年並みに推移したが、客数は8.4%増と好調。売上高も9.4%増と非常に好調。店舗数はやや増加した。

持ち帰り米飯/回転寿司は、客単価がやや上昇したが、客数はやや増。売上高もやや増。店舗数は減少傾向ながら前年並みとなった。

その他は、客単価が前年並みに推移したが、客数は7.7%増と好調。売上高も7.8%増と非常に好調。店舗数はやや増加した。

事業所数(n=57)、店舗数(n=16,714)
ファストフード 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 94.3% 100.1% 93.4% 101.0%
洋風 83.8% 98.9% 86.3% 97.1%
和風 102.6% 101.3% 91.5% 112.2%
麺類 109.4% 101.4% 108.4% 100.8%
持ち帰り米飯/回転寿司 102.8% 99.4% 101.3% 101.5%
その他 107.8% 101.1% 107.7% 100.1%

ファミリーレストラン

ファミリーレストランの合計は、客単価が3.9%上昇したが、客数は4.9%増。売上高も8.9%増と非常に好調。店舗数はやや増加した。

洋風は、客単価が3.0%上昇したが、客数は5.9%増と好調。売上高も9.1%増と非常に好調。店舗数は前年並みとなった。

和風は、客単価が3.3%上昇したが、客数は7.6%増と好調。売上高も11.2%増と2桁の大幅増となった。店舗数はやや増加した。

中華は、客単価が5.0%アップと大きく上昇して、客数はやや減。売上高はやや増。店舗数はやや増加した。

焼き肉は、客単価が4.2%上昇したが、客数は9.3%増と好調。売上高も13.9%増と2桁の大幅増となった。店舗数はやや増加した。

事業所数(n=51)、店舗数(n=9,338)
ファミリーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 108.9% 101.4% 104.9% 103.9%
洋風 109.1% 100.9% 105.9% 103.0%
和風 111.2% 102.5% 107.6% 103.3%
中華 102.3% 101.7% 97.5% 105.0%
焼き肉 113.9% 101.7% 109.3% 104.2%

パブ・居酒屋

パブ・ビアホールは、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移して、客数は8.0%増と好調。売上高も7.9%増と非常に好調。店舗数はやや減少した。

居酒屋は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移したが、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高もやや減。店舗数は5.2%減と大きく減少した。近年の中では今後への期待を抱かせる数字と言えるものの、居酒屋の売上高は、2012年4月以来35カ月連続前年割れとなった。

事業所数(n=38)、店舗数(n=2,669)
パブ・居酒屋 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 100.3% 95.3% 100.8% 99.5%
パブ・ビアホール 107.9% 98.8% 108.0% 99.9%
居酒屋 98.9% 94.8% 99.1% 99.8%

ディナーレストラン

ディナーレストランの合計は、客単価が3.2%上昇したが、客数は6.7%増と好調。売上高も10.1%増と2桁の大幅増となった。店舗数はやや増加した。

事業所数(n=33)、店舗数(n=939)
ディナーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 110.1% 102.7% 106.7% 103.2%

喫茶

喫茶の合計は、客単価が4.4%上昇したが、客数はやや増。売上高も5.7%増と非常に好調。店舗数はやや増加した。

事業所数(n=12)、店舗数(n=2,077)
喫茶 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 105.7% 101.6% 101.3% 104.4%

その他

事業所数(n=19)、店舗数(n=223)
その他 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 117.7% 106.7% 114.1% 103.1%

●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/

執筆者

FWJニュースデスク
FWJニュースデスク
新商品、新店舗、新事業などのニュースを書いています。