9月の外食産業は前年並み。焼き肉好調、居酒屋悪化

日本フードサービス協会(JF)は2013年9月外食産業市場動向調査を発表した。

全体の合計は、客数が前年同月に達しなかったが、客単価がやや上昇し、売上高は前年並みに推移した。

JFでは、月前半の悪天候が「外食店舗の客足にも少なからず影響した」が、「中旬以降は北日本を除き全国的に天候に恵まれ、総じて客数は回復傾向を示し」たとしている。

事業所数(n=214)、店舗数(n=31,900)
全体 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 100.0% 101.1% 98.7% 101.3%

ファストフード

ファストフードの合計は、客単価がやや上昇、客数はやや減、売上高は前年並みだった。

洋風は、客単価が3.7%上昇し、客数は4.5%減。売上高は前年同月に達しなかったがほぼ前年並みだった。

和風は、客単価が2.8%低下、客数が3.4%増、売上高は前年並みだった。

麺類は、客単価がやや低下し、客数は4.5%増、売上高は4.2%増となった。

持ち帰り米飯/回転寿司は、客単価が1.7%上昇、客数が1.6%減、売上高は前年並みだった。

事業所数(n=56)、店舗数(n=16,940)
ファストフード 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 100.2% 101.2% 98.6% 101.7%
洋風 99.1% 98.7% 95.5% 103.7%
和風 100.6% 101.7% 103.4% 97.2%
麺類 104.2% 109.1% 104.5% 99.7%
持ち帰り米飯/回転寿司 100.1% 98.9% 98.4% 101.7%
その他 101.9% 102.7% 102.1% 99.9%

ファミリーレストラン

ファミリーレストランの合計は客数が前年同月に達しなかったが、ほぼ前年並みに推移した。

洋風は、客単価が1.6%上昇、客数が2.2%減、売上高は前年同月に達しなかったがほぼ前年並みだった。

和風は、客単価が1.1%上昇、客数が2.5%増、売上高は3.7%増となった。

中華は、客単価がやや低下、客数はやや増、売上高は前年同月に達しなかったがほぼ前年並みだった。

焼き肉は、客単価が1.7%上昇、客数が7.4%増、売上高は9.2%増と好調に推移した。

事業所数(n=58)、店舗数(n=9,937)
ファミリーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 101.3% 101.3% 99.5% 101.8%
洋風 99.4% 100.6% 97.8% 101.6%
和風 103.7% 101.9% 102.5% 101.1%
中華 99.8% 104.0% 100.6% 99.1%
焼き肉 109.2% 100.3% 107.4% 101.7%

パブ・居酒屋

パブ・ビアホールは、客単価が3.2%低下、客数が1.4%増、売上高は1.8%減となった。

居酒屋は、客単価が1.1%低下、客数は7.1%減で売上高は8.1%減となった。

事業所数(n=34)、店舗数(n=2,194)
パブ・居酒屋 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 93.0% 99.4% 94.7% 98.3%
パブ・ビアホール 98.2% 100.0% 101.4% 96.8%
居酒屋 91.9% 99.3% 92.9% 98.9%

ディナーレストラン

ディナーレストランは、客単価が3.5%上昇し、客数は4.4%減、売上高は1.1%減となった。

事業所数(n=30)、店舗数(n=440)
ディナーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 98.9% 99.3% 95.6% 103.5%

喫茶

喫茶は、客単価が1.3%上昇し、客数は2.5%減で、売上高は1.2%減となった。

事業所数(n=15)、店舗数(n=1,874)
喫茶 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 98.8% 100.5% 97.5% 101.3%

その他

事業所数(n=21)、店舗数(n=515)
その他 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 103.7% 103.0% 106.0% 97.9%

●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/