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歓迎された「ペヤング」帰還

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 関東では昨日「『ペヤング』の帰還」のニュースがありました。NHKでも商標を挙げて扱っているので、やはり社会的に大きな話題ということでしょう。

NHKのニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150608/k10010106801000.html

 昨年12月、虫が混入した製品の画像がTwitterで紹介され、自主回収、保健所による工場の調査を経て、製造中止・販売中止を決め、製造ライン工場内の環境の見直しを行った上で、半年の休止を経てのカムバックです。この対応、取り組みの全貌は、今後も食品産業史に残る事例となるはずです。

工場見学/まるか食品
http://www.peyoung.co.jp/safety/factory-tour.html

 また、サニタリーとフードディフェンスの具体的施策以外に注目したいのは、このブランドの強さです。BtoCでは、Twitterから拡散した画像はかなり衝撃的なものでしたが、それでもやはりこのブランドがあってほしいという声は事件当初から多く聞かれました。BtoBでも、小売店がこのブランドの取り扱いを再開したのは、消費者の声があったことに加え、会社の改善策およびその説明が適切であったためでしょう。

 したがって、この顛末は、ブランド研究の上でも重要な事例となります。

※このコラムはメールマガジンで公開したものです。

執筆者

齋藤訓之
齋藤訓之
Food Watch Japan編集長 さいとう・さとし 1988年中央大学卒業。柴田書店「月刊食堂」編集者、日経BP社「日経レストラン」記者、農業技術通信社取締役「農業経営者」副編集長兼出版部長等を経て独立。2010年10月株式会社香雪社を設立。「FoodScience」(日経BP社)では「食の損得感情」を連載。公益財団法人流通経済研究所客員研究員。亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科非常勤講師。昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。日本フードサービス学会会員。著書に「有機野菜はウソをつく」(SBクリエイティブ)、「食品業界のしくみ」「外食業界のしくみ」(ともにナツメ社)、「農業成功マニュアル―『農家になる!』夢を現実に」(翔泳社)、共著・監修に「創発する営業」(上原征彦編著ほか、丸善出版)、「創発するマーケティング」(井関利明・上原征彦著ほか、日経BPコンサルティング)、「農業をはじめたい人の本―作物別にわかる就農完全ガイド」(監修、成美堂出版)など。※amazon著者ページ → ※齋藤訓之のブログ →