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rightwideの映画手帖「グルメ映画100選」(2015年版)〈1〉

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おかげさまでこのコラムも100回を迎えることができました。ご覧いただいた皆様と、Food Watch Japan編集部はじめ、ご指導いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

 今回は第100回を記念し、筆者が徒然なるままに選んだ「グルメ映画100選」を100回の感謝の気持ちを込めてお届けいたします。

 製作年順に並べていますので、映画と食べ物の関わりの歴史のようなものも感じていただけると幸いです。

 それではまず【1】~【10】をどうぞ。

※注1:タイトルは日本公開時の邦題。


【1】モダン・タイムス

  • 製作国:アメリカ
  • 製作年:1936
  • 監督:チャールズ・チャップリン
  • 出演:チャールズ・チャップリン
  • フードアイテム:トウモロコシ
  • コメント:工場労働者の食事まで管理しようとする会社が開発した全自動食事機が誤作動してとんでもないことに。

【2】駅馬車

  • 製作国:アメリカ
  • 製作年:1939
  • 監督:ジョン・フォード
  • 出演:ジョン・ウェイン
  • フードアイテム:チリコンカーン
  • コメント:駅馬車の乗客たちの個性を浮き彫りにする西部劇には定番の豆料理。《連載第46回》

【3】破れ太鼓

  • 製作国:日本
  • 製作年:1949
  • 監督:木下惠介
  • 出演:阪東妻三郎
  • フードアイテム:カレーライス
  • コメント:一代で土建屋社長に成り上がった雷親父の土方時代からの好物。《連載第55回》

【4】お茶漬けの味

  • 製作国:日本
  • 製作年:1952
  • 監督:小津安二郎
  • 出演:佐分利信
  • フードアイテム:お茶漬け
  • コメント:生涯食べ物にこだわり続けた小津安二郎監督が、お茶漬けを通して夫婦の機微を描いた。

【5】ローマの休日

  • 製作国:アメリカ
  • 製作年:1953
  • 監督:ウィリアム・ワイラー
  • 出演:オードリー・ヘップバーン
  • フードアイテム:ジェラート
  • コメント:スペイン広場での買い食いは王女の自由の象徴。《連載第58回》

【6】泥棒成金

  • 製作国:アメリカ
  • 製作年:1955
  • 監督:アルフレッド・ヒッチコック
  • 出演:ケーリー・グラント
  • フードアイテム:フライドチキン
  • コメント:コートダジュールを臨む丘の上でグレースと食べる弁当の旨そうなこと。《連載第68回》

【7】夫婦善哉

  • 製作国:日本
  • 製作年:1955
  • 監督:豊田四郎
  • 出演:森繁久彌
  • フードアイテム:ライスカレー
  • コメント:大阪初の西洋料理店の味の記憶が夫婦のかすがい。《連載第35回》

【8】喜劇 とんかつ一代
  • 製作国:日本
  • 製作年:1963
  • 監督:川島雄三
  • 出演:森繁久彌
  • フードアイテム:とんかつ
  • コメント:小津も愛した上野のとんかつ屋の歴史がわかる。《連載第41回》

【9】2001年宇宙の旅

  • 製作国:アメリカ
  • 製作年:1968
  • 監督:スタンリー・キューブリック
  • 出演:キア・デュリア
  • フードアイテム:宇宙食
  • コメント:リアリティ追求のためNASAに開発を依頼するキューブリックのこだわり。《連載第29回》

【10】ダーティハリー

  • 製作国:アメリカ
  • 製作年:1971
  • 監督:ドン・シーゲル
  • 出演:クリント・イーストウッド
  • フードアイテム:ホットドック
  • コメント:食べている間に銀行強盗を制圧してしまうハリーの凄まじさ。《連載第59回》

《つづく》

執筆者

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映画ウォッチャー 埼玉県出身。子供のころからSF映画が好きで、高校時代にキューブリックの「2001年宇宙の旅」を観たところ、モノリスに遭遇したサルの如く芸術映画に目覚め、国・ジャンルを問わない“雑食系映画ファン”となる。20~30代の一般に“青春”と呼ばれる貴重な時をTV・映画撮影現場の小道具係として捧げるが、「映画は見ているうちが天国、作るのは地獄」という現実を嫌というほど思い知らされ、食関連分野の月刊誌の編集者に転向。現在は各種出版物やITメディアを制作する会社で働きながら年間鑑賞本数1,000本以上という“映画中毒生活”を続ける“ダメ中年”である。第5回・第7回・第8回の計3回、キネマ旬報社主催の映画検定1級試験に合格。第5回・第6回の田辺・弁慶映画祭の映画検定審査員も務めた。