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「一般的に安全」の基準発表

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国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.17(2016.08.17)を発表した。

注目記事

【FDA】FDAは「一般的に安全と認められる(GRAS)」可能性のある食品成分についての最終規則を発表

 食品成分に関する監視を強化するためのステップとして、FDAは本日ある物質をヒト用の食品(human food)や動物飼料(animal food)に使用することを「一般的に安全と認められる」(GRAS)と結論するための基準を詳細に示した最終規則を発表した。GRAS物質はFDAの販売前認可の対象ではないが、それらは食品添加物として認められるものと同様の安全性基準を満たさなければならない。次のステップはGRAS規則に関する追加のガイダンスを発表し、添加物とGRAS物質の安全性評価と市販前監視を改善するための革新的規制と法令遵守戦略を開発することである。

※ポイント:米国政府説明責任局(GAO)が2008年から2010年にかけてGRAS制度を調査し、FDAに対して安全性の担保を初めとする制度改善を勧告したことを受けて、FDAがこれまで暫定的だったGRAS制度を最終規則化しました。GRAS物質として認められるには、食品添加物と同等の安全性基準を満たし、しかも安全性は専門家が見ても妥当だと判断できる程度に科学的に示すことを求めています。

【FDA】FDAはダイエタリーサプリメント企業向けの市販前安全性通知に関するガイダンス案を更新

 米国食品医薬品局(FDA)は、新規食品成分(NDI)をダイエタリーサプリメントに使用する際に必要となるFDAへの市販前通知について、その質と遵守率の向上を目的とした企業向けガイダンスの改訂案を公表した。パブリックコメントを60日間募集する。

※ポイント:市販前通知の手続きについて、Q&A形式で詳細に説明したガイダンスになっています。安全性に関する要提出資料など、内容はかなり厳しいものとなっています。

【NTP/EPA】PFOAとPFOSについて

 米国国家毒性プログラム(NTP)が、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)およびパーフルオロオクタン酸(PFOA)に関するモノグラフ案を公表した。また米国環境保護庁(EPA)が飲料水中のPFOSおよびPFOAの濃度についての健康助言(70ppt)を発表した。

※ポイント:EPAの健康助言レベルは規制でも強制でもないのですが、この発表を受けて米国内の飲料水関係機関は対応に追われているようです。

【NZEPA】グリホサートについて

 ニュージーランド環境保護庁(EPA)が前ニュージーランド国立中毒センター長の毒性学者Wayne Temple博士に委託したグリホサートのレビュー報告書が発表された。結論として、グリホサートの発がん性に関する根拠のレビューでは、グリホサートに遺伝毒性やヒト発がん性はありそうになく、発がん物質や変異原性物質と分類する必要はない。

(安全情報部第三室)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
食品安全情報(化学物質)No.17(2016.08.17)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2016/foodinfo201617c.pdf

今号の目次

【WHO】
1. 国際がん研究機関(IARC)

【EC】
1. 食品および飼料に関する緊急警告システム(RASFF)

【EFSA】
1. トレーニング:食品安全リスク評価の基本概念と方法論
2. 哺乳類毒性において一般的に繰り返される問題に関する農薬ピアレビュー会議の結果
3. 化学物質によらない方法を含む他の入手可能な手段で阻止できない植物の健康への深刻な危機を管理するための除草剤有効成分申請の必要性に関するデータ評価手順
4. 食品添加物としてのプロピオン酸ナトリウム(E 281)の使用拡大の安全性
5. FoodEx2 から FoodEx1へ
6. 複合ストレス要因と各種要因のさまざまなシナリオでのミツバチコロニーの農薬暴露によるリスクを評価するためのメカニズムモデル
7. 飼料添加物関連
8. 健康強調表示関連
9. 遺伝子組換え関連
10. 新規食品関連

【MHRA】
1. MHRAはスポーツサプリメントを購入する時には注意するよう呼びかける

【NHS】
1. Behind the headlines

【BfR】
1. 缶のエポキシ樹脂コーティング:油を含む食品に移行する可能性がある物質
2. 3-MCPD、2-MCPD、グリシドール脂肪酸エステルの食品汚染に関するよくある質問
3. エネルギードリンクとその仲間:BfRの映像はカフェイン含有飲料が引き起こす健康リスクについての情報を提供する
4. 模擬食品で測定されたスチレンオリゴマーの量は健康リスクとはなりそうにないことを示す

【ANSES】
1. 職業上の農薬暴露についての報告発表:さらなる理解と暴露削減

【FDA】
1. FDAは企業に新しい栄養成分表示を支援する情報を提供
2. 連邦保安局がカリフォルニアでKratomを押収
3. 更新:JM Exotic Foods社は鉛濃度が高いため挽いたターメリックをリコール
4. ダイエタリーサプリメント企業向けの市販前安全性通知に関するガイダンス案を更新
5.「一般的に安全と認められる:GRAS」可能性のある食品成分に関する最終規則を発表
6. FDAは自動販売機表示ガイドを発表
7. リコール情報
8. 公示
9. 警告文書

【NTP】
1. ニュースレター

【EPA】
1. PFOA と PFOSの飲料水健康助言

【USDA】
1. USDAは遺伝子組換えリンゴの規制解除の予備的拡大を発表

【FTC】
1. FTCとUSDAはワシントンで2016年10月20日に、農業製品ではないものに対する
3
「オーガニック」強調表示の消費者認識を検討する円卓会議を主催する

【PMRA】
1. PMRA戦略計画2016-2021

【CFIA】
1. 消費者助言-CFIAは消費者に対して、すり替えおよび/または異物混入の可能性があるため乳児用ミルクに注意するよう助言する

【FSANZ】
1. パーフルオロ化合物
2. 食品基準ニュース

【APVMA】
1. APVMAでは科学が第一

【TGA】
1. 安全性助言

【NZEPA】
1. グリホサートについて

【香港政府ニュース】
1. 汚染豚肉リコール
2. 汚染豚肉は破棄される
3. 汚染豚肉対策強化
4. 牛肉検体は安全性チェックに不合格
5. 二つの包装済み食品の表示が間違っている

【MFDS】
1.日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. アルゼンチン産食用小麦・小麦粉の輸入検査の強化
3. 食品医薬品安全処、米国の小麦、小麦粉輸入時に未承認遺伝子組換え小麦の混入の有無を確認する検査の強化
4. 海外食品製造業者の登録義務の本格施行
5. 食品医薬品安全処、食品畜産物の管理基準の一元化
6. 調製製品トレーサビリティ管理の段階的義務化
7. 若者であることを知らずに酒を提供した場合の行政処分を軽減化
8. 優秀販売店支援の拡大および子供の食生活の安全管理強化
9. 回収措置について

【その他】
・(ProMED-mail)有毒藻類-カナダ:(ブリティッシュコロンビア)警告
・(ProMED-mail)有毒藻類:オーストラリア(西オーストラリア)、米国(カリフォルニア)
・(ProMED-mail)植物中毒、ウシ インド(アッサム)Majuli島、ランタナ
・(EurekAlert)牛乳の天然エストロゲンは血中濃度や生殖健康に影響しない
・(EurekAlert)フランクフルト詐欺:あなたのホットドッグに入っているものを見つける
・(EurekAlert)食品の保持期限についての知識を向上させる

執筆者

FWJ編集部
FWJ編集部
Food Watch Japan の運営および取材、執筆、編集を行っています。