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有害藻類発生の報告システム

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国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.14(2016.07.06)を発表した。

注目記事

【EU】農薬:EU加盟国がグリホサートの延長についての決定に責任をとらなかったため欧州委員会はECHAが意見を出すまで認可を延長する

 欧州委員会は、欧州食品安全機関(EFSA)と各国機関による非常にしっかりとした科学的評価を考慮して、グリホサートの認可を2017年末まで期間を限定して延長した。2017年末までに欧州化学品庁(ECHA)が追加の意見を出す予定である。また同時に、委員会は加盟国に対してEU内でのグリホサートの使用条件に制限をかけることを提案している。この条件には、グリホサート製品での補助剤(POE-tallowamine:ポリエトキシル化獣脂アミン)の使用禁止、収穫前使用の監視強化や特定地域(公園、運動場)での使用低減の義務化を含む。

【CDC】CDCは初めて有害藻類の大発生とそれに関連する病気の全国報告システムを開始する

 米国疾病予防管理センター(CDC)は、有害藻類の発生に関する初の全国報告システムと、関連の重要な情報を提供する新しいウェブサイトを作成した。このシステム(OHHABS:One Health Harmful Algal Bloom System)は、有害藻類やヒトおよび動物の健康被害との関連性に関するデータを集める予定である。

【EFSA】2016–2018年のEFSAの科学委員会によるリスク評価ガイダンスの開発のための優先課題

 欧州食品安全機関(EFSA)は、新規の、あるいは既存のガイダンス改訂の必要があるギャップを同定するために、分野を横断する科学的評価ガイダンスをレビューするよう科学委員会に求めた。議論を通して2016-2018作業計画にいれるべきトピックスを同定し(個人の感受性と不確実性因子;疫学研究の解釈;使用歴)、対応可能になったときにさらなる議論を行う。3分野ではすでに作業が進行中である:化学物質混合物;毒性学的懸念の閾値アプローチのフォローアップ;ナノテクノロジー。

【EFSA】食品中のマイクロプラスチックとナノプラスチック――新興問題

 海や水域のプラスチック廃棄物の生息環境や野生生物への影響について世界的関心が高まっている。EFSAは食品中、とくにシーフード中のマイクロプラスチックとナノプラスチックの消費者へのリスク評価に向けた最初の一歩を踏み出した。各国の食品安全の専門家からなるEFSAの新興リスク情報交換ネットワークによって、将来の潜在的な食品安全問題として初めて取り上げられ、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)の求めによりEFSAがレビューを行った。

 EFSAはマイクロプラスチックを参考のため0.1〜5000マイクロメートル(μm)、あるいは5ミリメートルのサイズ範囲で定義している。ナノプラスチックは0.001〜0.1μm(言い換えると1〜100ナノメートル)である。

(安全情報部第三室)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
食品安全情報(化学物質)No.14(2016.07.06)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2016/foodinfo201614c.pdf

今号の目次

【WHO】
1. ファクトシート:ラドンと健康
2. 減塩

【EC】
1. EUはいかにして食品革命に価値を加えられるか
2. 運動する人向けの食品についての欧州議会と欧州理事会への報告書
3. 欧州委員会ニュース 農薬:EU加盟国がグリホサートの延長についての決定に責任をとらなかったため欧州委員会はECHAが意見を出すまで認可を延長する
4. 影響評価の文脈での異なる方法で内分泌撹乱物質を同定することの入手可能な根拠のスクリーニング報告書
5. 食品獣医局(FVO)査察報告書:南アフリカ、オランダ
6. 食品および飼料に関する緊急警告システム(RASFF)

【EFSA】
1. 2016–2018年のEFSAの科学委員会によるリスク評価ガイダンスの開発のための優先課題
2. EFSA科学会議N°22「エピジェネティクスとリスク評価:我々はどこに立っているのか?」
3. 食品中のマイクロプラスチックとナノプラスチック-新興問題
4. ビタミンB6の食事摂取基準
5. 成人、高齢者、妊娠女性のスペイン食事調査
6. 飼料添加物関連

【FSA】
1. 全国食品犯罪ユニットは「食品犯罪匿名通報」を開始

【MHRA】
1. 伝統ハーブ登録をしたハーブ医薬品

【NHS】
1. Behind the headlines

【DWI】
1. Information Letter 05/2016

【ASA】
1. 広告規制におけるEU離脱の影響の可能性

【BfR】
1. あなたの朝の元気づけの一杯についての多くのこと:コーヒーのもたらすリスク評価の課題
2. BfRは内分泌撹乱物質の同定のための欧州委員会の科学的基準を歓迎
3. 外を焦がさず中まで調理しよう:グリルのコツについてのBfRウェブ映像
4. BfRスパイスシンポジウムの概要
5. より良い動物保護と食品安全-オランダとともに
6. マリンバイオトキシンはどのように健康に干渉する?

【RIVM】
1. オランダの食品摂取の環境影響

【FDA】
1. FDA:科学とレギュラトリーサイエンスの新しいフロンティアにいる科学者にとって素晴らしいところ
2. FDAは消費者向けハンドサニタイザーのデータ不足に対応する追加情報を求める
3. FDAは企業向けガイダンスの意見募集期間を延長する:乳児向けコメシリアルの無機ヒ素のアクションレベル
4. GenomeTrakr:食品安全を転換する
5. FDAは米国医師会と協力して栄養成分表示についての医学生涯教育ビデオを発表
6. 公示:My Steel Woodyには表示されていない医薬品成分が含まれる
7. リコール情報
8. 警告文書

【CDC】
1. CDCは初めて有害藻類の大発生とそれに関連する病気の全国報告システムを開始する
2. CDC調査:血中鉛濃度はフリント川の水に変えた後高くなった

【USDA】
1. USDAの科学者と養蜂家がより良いミツバチのためにコロニーを交換する

【FSANZ】
1. 葉酸強化モニタリング

【TGA】
1. 安全性助言

【MPI】
1. Whangaparaoa地域に関する貝類警告を拡大

【香港政府ニュース】
1. 60の油申請が認められた

【MFDS】
1. 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. クリーム菓子、唐辛子の自己品質検査項目の調整
3. 説明資料(ソウル新聞「発がんの懸念GMO食卓上がるのに……知る権利のない韓国」報道関連)
4. 説明資料(MBC「有害だと言われているトリクロサン(triclosan)の使用禁止、後回し行政と批判」報道関連)
5. 家で作る「酒」安全にお召し上がり下さい!
6. カドミウムの基準を超過して検出された輸入「活タコ」回収措置

【その他】
・(EurekAlert)今週のBMJ症例報告:ペットの犬からの感染、蟯虫、インドのハーブレメディ
・(EurekAlert)伝染性のがんがいくつかの貝の種にひろがっていることがわかった
・(EurekAlert)科学者、医師、活動家が環境毒素が脳の発達を傷つけることに合意
・(ProMED-mail)鉛、水 米国(第11報):(オレゴン)学校
・(ProMED-mail)下痢性貝毒中毒 米国(第2報):ワシントン
・(ProMED-mail)原因不明の病気-タンザニア(第4報):(ドドマ)アフラトキシン確認
・書誌事項

執筆者

FWJ編集部
FWJ編集部
Food Watch Japan の運営および取材、執筆、編集を行っています。