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食品企業向けの減塩ガイド案

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国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.12(2016.06.08)を発表した。

注目記事

【FDA】FDAは食品企業向けに加工および市販の調理済み食品の自主的ナトリウム削減ガイド案を発表

 米国食品医薬品局(FDA)は、2016年6月1日、食品企業向けの自主的減塩目標ガイド案を発表し、パブリックコメントを8月31日まで募集する。ガイド案では、短期(2年)目標は1日ナトリウム3,000mg、長期(10年)目標は1日ナトリウム2,300mgを目指している。さらに、約150の食品分類についての具体的な目標値が示されている。これは食品製造業者や飲食店などによる既存の多くの努力を補完するものである。2年と10年の目標があるのは、一部の削減は簡単だがさらなる削減には開発のための戦略が必要だからとしている。FDAは企業と密接に協力して食品のナトリウムを減らし、公衆衛生を向上させるための最良の道筋を進んでいく。

※ポイント:FDAは「ナトリウムの摂りすぎ」を公衆衛生上の重要な問題であると考えていますが、実際には減塩が難しいということも認識しているようです。そのため、食品企業との協力のもとFDAが先導して、さまざまな食品について個別に目標値を設定したのは非常に画期的な取り組みだと思います。

【FSANZ】食品添加物と包装にナノテクノロジーを使用することについての報告書

 2015年、オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)のために毒性学の専門家が既存の食品添加物や食品包装にナノテクノロジーが使用される可能性について2つの報告書を作成した。その後、これらは薬理学などの専門家によってピアレビューされ、全体的結論が合意された。この仕事は食品に含まれる二酸化チタン、二酸化ケイ素、銀を経口摂取することに関連する健康リスクについて妥当な根拠があるかどうか、公表されている科学文献をレビューしたものである。

 この仕事の延長として、食品包装に使用されるナノ物質の健康リスクについての根拠も調査した。

※ポイント:これは、Friends of the Earthがオーストラリアで販売された加工食品についてナノ物質が入っていると指摘したことが発端になっています。結論としては、現時点で得られている知見では、健康への影響がある可能性は低いとしています。

【EFSA】アレルゲンから人獣共通感染症まで:多言語科学用語集

 欧州食品安全機関(EFSA)は、理解しやすくするための取り組みとして、食品のリスク評価の過程で出てくる科学用語集を、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語で公開した。

【FDA】FDAは最終食品防御規制を発表

 FDAは食品安全近代化法のもと食品防御規制を最終化した。新規則では、公衆衛生への広範な危害を与えようとする意図的異物混入への脆弱性を評価した食品防御計画文書を作成し維持することが求められる。

(安全情報部第三室)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
食品安全情報(化学物質)No.12(2016.06.08)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2016/foodinfo201612c.pdf

今号の目次

【WHO】
1. 国際化学物質安全性計画(IPCS)化学物質の公衆衛生影響:わかっていることとわからないこと
2. 第69回世界保健総会閉会

【EC】
1. 食品廃棄
2. 加盟国向けクイックレファレンスガイド:緊急認可とPPPAMS
3. REFIT –栄養と健康強調表示の規制評価
4. 食品獣医局(FVO)査察報告:デンマーク
5. 食品および飼料に関する緊急警告システム(RASFF)

【EFSA】
1. 動物と食品の残留動物用医薬品についての最近のデータ
2. 食品と飼料中の残留農薬に関する報告データ(2015データ収集)
3. 幼い子供の特定医療目的で食品にベタニン(E 162)の使用拡大を提案する安全性
4. 食品添加物としてのスクロース酢酸イソブチル(E 444)の再評価
5. 食品添加物としての塩基性メタクリル酸共重合体(E 1205)の提案された規格改訂の安全性
6. アレルゲンから人獣共通感染症まで:多言語科学用語集
7. ワークショップ:食品安全リスク分析を理解する
8. 健康強調表示関連
9. 動物飼料添加物関連

【DEFRA】
1. 意見募集の結果 飲料水規制:放射性物質のモニタリングを含める

【PHE】
1. ガイダンス カドミウム:健康影響、事故管理と毒性

【ASA】
1. ASA とCAP年次報告書2015:バランスは変わっている
2. ASA裁定

【BfR】
1. 食品と飼料としての昆虫 ― 未来の食べ物?
2. パーフルオロオクタン酸はヒトの肝臓を傷つける?
3. スパイスとハーブ:健康リスクを起こす恐れのある成分

【RIVM】
1. 欧州の新興リスクを検出する早期警戒システム

【DGCCRF】
1. 食品と接触する物質由来の飲料のフタル酸汚染

【FDA】
1. FDAは第5回年次報告対象食品登録報告書を発表
2. FDAは食品表示用語「蒸発させたサトウキビジュース」に関する最終ガイダンスを発表
3. FDAは最終食品防御規制を発表
4. FDAは食品企業向けに加工および市販の調理済み食品の自主的ナトリウム削減ガイド案を発表
5. FDAの新しい食品および動物用医薬品副長官とのインタビュー
6. FDAは一部の小麦粉と小麦粉製品に見つかった少量のピーナッツについて調査している
7. 公示
8. リコール
9. 警告文書

【NTP】
1. NTPニュースレター

【FTC】
1. FTCはインチキ減量製品を売り込むために大量スパムキャンペーンを行った業者を告訴

【FSANZ】
1. 食品添加物と包装にナノテクノロジーを使用することについての報告書
2. FSANZの動画

【APVMA】
1. APVMAは製品のラベルが正しいかどうかチェックしている

【MPI】
1. 健康警告-Whangaparaoa湾からToroa Point-貝類のマリンバイオトキシン

【香港政府ニュース】
1. 政府は鉛汚染された子ども達をケアしている

【MFDS】
1. 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. 釈明資料(MBC「水のようで水ではない水、炭酸水市場“沸騰”」報道関連)
3. 安全な食べ物で、国民の幸せを導いていきます! – 食品医薬品安全庁の第15回食品安全の日のイベント開催 –
4. 黒い異物が発生したツナ缶製品の暫定流通・販売禁止の措置
5. 訪問しないで相談して下さい。食医薬品安全処がより身近になります -「政府3.0リモート動画で相談」サービスの実施 –

【その他】
・(ProMED-mail)原因不明の病気 コロンビア:(クンディナマルカ)致死、防かび剤疑い
・(ProMED-mail)鉛、水-米国:(第8報)(ニューヨーク)学校
・(ProMED-mail)水銀中毒 インドネシア
・(ProMED-mail)水銀中毒-ペルー:(マドレ・デ・ジオス)

執筆者

FWJ編集部
FWJ編集部
Food Watch Japan の運営および取材、執筆、編集を行っています。