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冷凍フルーツからのA型肝炎

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食品安全情報(微生物)No.09(2016.04.27)

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.09(2016.04.27)を発表した。

注目記事

【カナダ公衆衛生局】A型肝炎で冷凍フルーツ製品に注意喚起

 カナダ公衆衛生局(PHAC: Public Health Agency of Canada)は、連邦・州の公衆衛生当局と協力し、冷凍フルーツ製品Nature’s Touch Organic Berry Cherry Blendに関連して3州で発生しているA型肝炎アウトブレイクを調査している。カナダ食品検査庁(CFIA)は食品回収警報を発表し、当該冷凍フルーツ製品が回収されていることを消費者に注意喚起した。

 PHACは当該製品を喫食しないよう消費者に助言している。当該製品は、オンタリオ、ケベック、ニューブランズウィック、ノバスコシアおよびニューファンドランド・ラブラドールの各州のコストコの店舗のみで販売された。コストコ・カナダ社は、最近数週間以内に同社の複数店舗で回収対象製品が試食用として無料で提供されたと述べている(詳細情報は同社の以下のWebサイトから入手可能)。

http://www.costco.ca/wcsstore/CostcoCABCCatalogAssetStore/Attachment/recalls/2016.04.15_HC_Natures_Touch_EN.pdf

回収対象製品への曝露の疑いがある場合、またはA型肝炎に一致する症状がみられる場合は、直ちに医療機関を受診すべきである。曝露後2週間以内であれば、ワクチン接種により発症を予防できる。

【世界保健機関】アジア太平洋諸国が抗菌剤耐性への取り組みを表明

 世界保健機関・西太平洋地域事務局(WHO WPRO:World Health Organization, Western Pacific Regional Office)発。人命を救う抗生物質の効能を損なうことで世界中の人々の健康を危険にさらす抗菌剤耐性の脅威が増大している。これに立ち向かうため、アジア太平洋地域の諸国は連携した取り組みを行うことを約束した。

 アジア太平洋地域の12カ国の保健担当大臣は、効果的な政策や取組みを策定するために抗菌剤耐性に関する情報の収集・共有の方法を改善すること、抗生物質やその他の抗菌剤の製造・販売・使用に対する規制について、それらの方法を強化・統一すること、および、新規抗生物質・検査診断薬・ワクチンおよびその他の技術の研究や開発を促すために革新的な対応を取ることで合意し、これを抗菌剤耐性に関する保健大臣会合(東京)で公式に発表した。

 大臣会合は、公衆衛生、農業、および動物衛生の分野を代表する専門家および組織による2日間の自由討議セッションに続いて、国連食糧農業機関(FAO)および国際獣疫事務局(OIE)の共催、日本国政府および世界保健機関(WHO)の主催により開催された。

 大臣会合には、オーストラリア、バングラデシュ、中国、インド、インドネシア、日本、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、韓国、タイおよびベトナムの大臣または高官と、WHOやその他の協力機関の代表者が出席した。

(注目記事のまとめ:Food Watch Japan編集部)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
食品安全情報(微生物)No.09(2016.04.27)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2016/foodinfo201609m.pdf

今号の目次

【世界保健機関・西太平洋地域事務局(WHO WPRO)】
1. アジア太平洋諸国が抗菌剤耐性への取り組みを表明

【米国疾病予防管理センター(US CDC)】
1. 豚肉に関連して複数州にわたり発生したサルモネラ(多剤耐性Salmonella I 4,[5],12:i:-およびS. Infantis)感染アウトブレイク(最終更新)

【カナダ公衆衛生局(PHAC)】
1. 公衆衛生通知:A型肝炎アウトブレイク;冷凍フルーツ製品Nature’s Touch Organic Berry Cherry Blendを喫食しないよう消費者に注意喚起

【カナダ食品検査庁(CFIA)】
1. 食品回収警報:A型肝炎ウイルス汚染の可能性によりNature’s Touchブランドの冷凍フルーツ製品Organic Berry Cherry Blendを回収

【欧州委員会健康・消費者保護総局(EC DG-SANCO)】
1. 食品および飼料に関する早期警告システム(RASFF:Rapid Alert System for Food and Feed)

【Eurosurveillance】
1. 1990年代にデンマークでみられたカンピロバクター感染確定患者の増加はサーベイランスにおける人為的結果か?

【英国食品基準庁(UK FSA)】
1. 全ゲノムシークエンシング(WGS)法の驚異的な進歩に関する科学報告書を発行

【南オーストラリア州保健局(SA Health, Australia)】
1. サルモネラアウトブレイクの発生を受け公衆衛生警報を発表(初発情報)

【ProMed mail】
1. コレラ、下痢、赤痢最新情報

執筆者

FWJ編集部
FWJ編集部
Food Watch Japan の運営および取材、執筆、編集を行っています。