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低温倉庫で安全管理の不徹底

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国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.02(2016.01.20)を発表した。

注目記事

【アイルランド食品安全局】冷蔵・冷凍倉庫の監査報告書

 アイルランド食品安全局(FSAI:Food Safety Authority of Ireland)は、冷蔵(凍)倉庫業者がどの程度食品法に違反しているかを調査した監査報告書を発表した。

 監査は、施設の規模、保管される製品の種類、および提供されるサービスにもとづき選定された現在稼働中の16施設を対象に、FSAIが実施した。

 今回の監査によって以下に示すように計71件の規則違反が特定され、冷蔵(凍)倉庫業者がその業務に関連する食品法の遵守を向上させる必要性が浮き彫りになった。

  • 63%の施設で必須要件のプログラム(基本的な適正衛生規範)に関連した違反があった。また同じく63%の施設で食品安全管理システムに関連した違反があった。
  • 50%の施設で製品の識別および倉庫内での保管場所の把握(所在追跡性)に関連した違反があった。
  • 返品を受け取った施設の47%が適切な管理を実施していなかった。
  • 44%の業者が製品のトレーサビリティに関する監査で必要な情報を提供することができなかった。
  • 38%の施設がラベル表示に関する法的要件に違反していた。

 FSAIはまた、監査対象の冷蔵(凍)倉庫で実施されている検査サービスには複数の欠陥が存在することを特定した。これらの倉庫での検査の頻度は、これらの施設で行われている活動や複雑な構成に由来するリスクに見合ったものであるとは認められなかった。今回の監査対象の倉庫の多くで、検査担当者は施設で行われている一連の業務やテナントについて熟知しておらず、現行の倉庫管理システムについても精通していなかった。

 FSAIは、冷蔵(凍)倉庫業者およびそれらの施設を利用する食品事業者を対象として適正規範に関するガイドを作成する予定である。

【汎アメリカ保健機構】米州のコレラの流行情報

 汎アメリカ保健機構(PAHO:Pan American Health Organization)によると、2015年の初めから第48週(疫学週)までに、米州ではキューバ(65人)、ハイチ(30,080人)およびドミニカ共和国(509人)の3カ国から計30,654人のコレラ患者が報告され、このうちハイチの患者が全体の98%を占めていた。

(注目記事のまとめ:Food Watch Japan編集部)

食品安全情報へのリンク
食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
食品安全情報(微生物)No.02(2016.01.20)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2016/foodinfo201602m.pdf

今号の目次

【汎アメリカ保健機構(PAHO)】
1. コレラの流行に関する更新情報(2015年12月23日付)

【米国疾病予防管理センター(US CDC)】
1. Aspen Foods社製の詰め物入り冷凍生鶏肉製品に関連して発生したサルモネラ(Salmonella Enteritidis)感染アウトブレイク(最終更新)
2. Barber Foods社製の詰め物入り冷凍生鶏肉製品に関連して複数州にわたり発生した薬剤耐性サルモネラ(Salmonella Enteritidis)感染アウトブレイク(最終更新)

【欧州委員会健康・消費者保護総局(EC DG-SANCO)】
1. 食品および飼料に関する早期警告システム(RASFF:Rapid Alert System for Food and Feed)

【欧州食品安全機関(EFSA)】
1. 殻の中で死亡したヒヨコ(カテゴリー2材料)をカテゴリー3材料に承認された方法で処理してバイオガスまたはコンポストの製造に使用した場合のヒトおよび(または)動物へのリスク

【アイルランド食品安全局(FSAI)】
1. アイルランド食品安全局(FSAI)が冷蔵(凍)倉庫に関する監査報告書を発表

【デンマーク国立血清学研究所(SSI)】
1. デンマークにおけるA型肝炎発生状況(2014年)

【ProMed mail】
1. コレラ、下痢、赤痢最新情報

執筆者

FWJ編集部
FWJ編集部
Food Watch Japan の運営および取材、執筆、編集を行っています。