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コメの無機ヒ素基準値を設定

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国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.18(2015.09.02)を発表した。また、アクリルアミドに関するFAQ(EFSAとBfRによる)を食品安全情報(化学物質)No.18(2015.09.02)別添として発表した。

注目記事
【EU】1. 委員会規則(EU)2015/2006:食品中の無機ヒ素の最大基準値に関する規則(EU)No 1881/2006改正

 委員会規則(EC)No 1881/2006を改正して食品中の無機ヒ素の最大基準値を設定し、2016年1月1日から適用される。

※ポイント:EUでコメ中の無機ヒ素の最大基準値が設定されました。コメ粒における無機ヒ素の分布は一様ではない(外側の方が高い)ことから、とう精によって濃度が下がるので精米の方が玄米よりも低い値となっています。精米の最大基準値は国際基準であるコーデックス委員会の最大基準値と一致しています。一方、玄米についてはコーデックス委員会では検討中で現時点では0.35mg/kgが候補として議論されていますが、それに比べるとEUではより低い値が採用されています。

 日本で栽培されているコメには無機ヒ素が比較的高いものもあるので、EU向けに輸出する場合には要注意で厳しい場合もあると言えます。また、日本とは異なり、コメを主食とせず、主要農産物でもないEUで設定されたことにもご留意下さい。

※参考 諸外国におけるコメ中のヒ素の含有実態(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_as/foreign_occurrence.html

【EFSA】ネオニコチノイド:葉面散布はミツバチのリスクと確認

 EFSAはネオニコチノイド殺虫剤を葉にスプレーすることはミツバチのリスクであると確認した。EFSAは、クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムについて2年前に評価した種子処理と顆粒剤を除くすべての使用方法によるミツバチへのリスクの評価を発表した。

※ポイント:欧州委員会はこれら農薬3種の使用制限を2013年12月1日に発効した際に2年以内に見直すと発表しているので、次は、種子処理や顆粒剤について新しい情報を入手しEFSAが再評価を行う予定になっています。

【MFDS】食品医薬品安全処、食品の有害物質の基準・規格の全面的な再評価を実施

 韓国の食品医薬品安全処(MFDS)は、食生活多様化などの社会的環境変化を反映し、より現状に添った食品安全管理基準を合理的に運営するために「食品等の基準及び規格管理基本計画」を準備して、食品中の非意図的有害汚染物質・残留農薬・食品添加物などの基準・規格を全面的に再評価すると発表した。

【US CDC】インターネットで購入したアーユルヴェーダ治療用製品の使用に関連する鉛中毒と貧血――ウィスコンシン、2015

 ウィスコンシン公衆衛生局に64才女性の鉛中毒に関する報告が届いた。この女性はインターネットで購入した2種類のインド産のアーユルヴェーダ治療用製品を2カ月間毎日摂取していた。州の検査室による分析の結果、これらの製品には48,700mg/kg(4.9%)と16.4mg/kg(0.2%)の鉛が含まれていた。他に、微量のカドミウム、クロム、アルミニウム、さらに多量のヒ素、タリウムも検出された。

(安全情報部第三室)

食品安全情報へのリンク
食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
食品安全情報(化学物質)No.18(2015.09.02)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2015/foodinfo201518c.pdf
食品安全情報(化学物質)No.18(2015.09.02)別添
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2015/foodinfo201518ca.pdf
今号の目次
食品安全情報(化学物質)No.18(2015.09.02)

【WHO】
1. コーデックス委員会:世界水週間

【EC】
1. 委員会規則(EU)No 1881/2006改正:食品中の無機ヒ素の最大基準値に関する規則
2. 食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)

【EFSA】
1. ネオニコチノイド:葉面散布はミツバチのリスクと確認

【CRD】
1. PRC:最新モニタリング結果

【FDA】
1. 警告文書

【CDC】
1. インターネットで購入したアーユルベーダ医薬品の使用に関連する鉛中毒と貧血-ウィスコンシン、2015

【USDA】
1. FSIS食品基準と表示方針本の更新版利用可能
2. 官報告知:J.R. Simplot Co.;葉枯れ病耐性、アクリルアミドを作る可能性が少ない、黒く変色しにくい、還元糖が少ない遺伝子組換えジャガイモの規制解除決定

【FTC】
1. FTCスタッフコメント:FDAは現在のホメオパシー製品規制枠組みを再評価すべき

【FSANZ】
1. チューインガムの甘味料の許容量引き上げに意見募集

【香港政府ニュース】
1. 牛肉検体は安全性検査に不合格
2. 天津食品は入念に監視
3. 台湾の麺に警告
4. 魚検体からマラカイトグリーン検出

【MFDS】
1. 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. 食品医薬品安全処、食品の有害物質の基準・規格の全面的な再評価を実施
3. 全国「消費者食医薬安全教室」発起式開催
4. 残留物質が検出された中国産卵白粉(卵加工品)の回収措置
5. 主な衛生安全規定を違反したHACCP認定会社にワンストライク・アウトの制導入
6. 配信アプリに登録された夜食メーカーの合同査察の結果

【その他】
・食品安全関係情報(食品安全委員会)から
・(ProMED-mail)有毒藻類 英国(第2報):イングランド 犬、致死、警告
・(ProMED-mail)有毒藻類 米国(第4報):(カンザス)水、警告
・(ProMED-mail)有毒藻類 カナダ(アルバータ)
・(ProMED-mail)リシン 米国(第3報):(NY)死の錠剤
・(ProMED-mail)シアン化物、水、中国(天津)
・(EurekAlert)認知への運動と栄養サプリメント介入の影響
・(EurekAlert)研究者らが牛のヒエンソウ毒性を調べる
・(EurekAlert)福島汚染物質の行方を探る
・(EurekAlert)海の食物網における水銀毒素の動態

食品安全情報(化学物質)No.18(2015.09.02)別添

【EFSA】
1. 食品中のアクリルアミドに関するFAQ

【BfR】
1. カフェイン及びエネルギードリンクなどのカフェイン含有食品に関するFAQ

執筆者

FWJ編集部
FWJ編集部
Food Watch Japan の運営および取材、執筆、編集を行っています。