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ダイエット食品に効果ある?

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国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.15(2015.07.22)を発表した。

注目記事
【NIH / ODS】ダイエタリーサプリメントについてのQ&A

 NIH(米国国立衛生研究所)のダイエタリーサプリメント局(ODS:Office of Dietary Supplements)の消費者向けニュースレターに掲載されたダイエタリーサプリメントについてのQ&A。

Q 過去数年、ラズベリーケトンやグリーンコーヒー抽出物やフォルスコリンなどのようなたくさんの新しい成分について聞いた。これらは本当に効果があるのか?

A 減量用ダイエタリーサプリメントの製造業者は、脂肪や炭水化物の吸収を阻害する、食欲を抑制する、代謝を促進するなどの宣伝をしているかもしれないが、実際に効果があるという科学的根拠はほとんどない。

Q フーディアについてはどうか? 数年前に流行ったが最近は聞かない。

A フーディア(Hoodia gordonii)はアフリカ南部に育つサボテンのような植物で、伝統的に食欲抑制に使われてきた。数年前に米国でブームになったが、科学者は実際にはその成分についてほとんど知らない。たった一つ臨床試験があるが、対照群と比較して食べる量にも体重にも影響はなかった。さらに過去に一部のフーディアサプリメントには、全くあるいはほんの少ししかフーディアが含まれていないことが示されている。

Q 私はコーヒーを飲むがカフェインの摂りすぎは避けようとしている。ダイエタリーサプリメントにカフェインは入っているか、表示されているか?

A 必ずしもそうではない。ダイエタリーサプリメントにカフェインが入っているかどうかをいうのはしばしば非常に難しい。製品の表示にはサプリメントの成分が表示されているだろうが、もしカフェインが天然由来ならその量は必ずしも書いてない。

Q 減量サプリメントが減量に役立たないとしても、試してみることに害はあるか?

A イエス、害はある。ほとんどの減量用サプリメントには指示通りに使えば大きな安全上の懸念はないが、一部には懸念がある。「運動や食事制限なしに痩せられる」「魔法の錠剤」「脂肪を溶かす」のようなメッセージには注意。最良でもそのような効果はなく、悪くすると危険である。

 多くの減量用サプリメントにはカフェインやその他の興奮性薬物が含まれ、高用量では問題を起こす。もしあなたに高血圧や糖尿病、心疾患などの持病がある場合にはとくに重要である。

【EC】食品照射報告書 2013年年次報告

 欧州委員会(EC:Food Safety: from the Farm to the Fork)の食品照射報告書 2013年年次報告。

 放射線照射が認められているのはEU13カ国25施設(スペインの3施設中2施設では食品照射は行われなかった)であり、2013年の照射食品は9カ国6876.2tであった。重量で最も多かったのはベルギーのカエルの足であり、他にハーブ・スパイス類、乾燥野菜・果実、家禽類の臓物などを対象に実施された。

 市販食品の照射食品検査については、5,713検体を調べて違反が130検体(2%)、結論できないが73検体(1%)であった。

【EFSA】食品と接触する物質の安全性評価

欧州食品安全機関(EFSA:European Food Safety Authority)の専門家は、食品と接触する物質の安全性評価のためのEUガイドラインの更新の際に考慮すべき最近の科学的知見をレビューした。EFSAはこの科学的意見案に対して、欧州及び各国のリスク評価者やリスク管理者、関係者、科学コミュニティから意見を募集する。

 提案では食品と接触する物質からの消費者暴露を精細化し、とくに乳幼児に高い保護レベルを与えるのに役立つであろう新しい科学的検討事項の概要を示した。この案は欧州委員会にリスク管理者がリスク管理における意味を議論する際の科学的根拠を提供する。

 この案では以下のことを議論し、提案している。意見募集は2015年10月7日まで。

  • 食品摂取量調査と食品分類に基づくこれら物質の消費者暴露の推定の改善
  • これらの物質の食品への移行を推定するモデルのような現代的アプローチ
  • 階層的アプローチや必要なデータに関する毒性試験戦略の改善
  • 非意図的に加えられる物質(例えば不純物や分解産物)の安全性評価のための試験によらない方法の検討

(注目記事のまとめ:Food Watch Japan編集部)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html

食品安全情報(化学物質)No.15(2015.07.22)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2015/foodinfo201515c.pdf

今号の目次

【EC】
1. 食品照射報告書 2013年年次報告

【EFSA】
1. 食品と接触する物質:安全性評価の科学更新-パブリックコメント募集

【BfR】
1. BfRは内分泌撹乱物質を同定するさらなるEU基準を提案

【NIH / ODS】
1. 消費者向けニュースレター
-ダイエタリーサプリメントについてのQ&A-

【MFDS】
1. 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. 食品医薬品安全処、不適合の試験·検査結果を報告しない場合に処罰強化
3. 食品安全情報は一か所で確認してください!
4. 韓国のカフェイン摂取の安全なレベル -カフェイン摂取量の評価結果-
5. 「食品用の紙製」安全に使いましょう

執筆者

FWJ編集部
FWJ編集部
Food Watch Japan の運営および取材、執筆、編集を行っています。