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役立つリスコミ虎の巻が完成

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国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.04(2015.02.18)を発表した。

注目記事
【EFSA】食品が嵐を呼ぶとき

「実績のあるリスクコミュニケーションレシピ2015」

 欧州食品安全機関(EFSA)は、食の安全に関するリスク評価やリスクコミュニケーションを行う時に起こるさまざまな状況に対し適切に対応するための意志決定を支援するガイドラインを発表した。よいリスクコミュニケーションの原則、気にすべきことやその考え方、各種伝達方法の向き/不向き、などがまとめられている。

※ポイント:リスクコミュニケーションを行う際にどのように考えて準備すべきなのかを、とても丁寧にまとめています。リスクコミュニケーションの基盤となる、ハザードとリスクの特徴をよく把握するということについても、「何がハザードなのか?」「新しいリスクなのか?」といった最も基本的なことから一つずつ検討できるような構成になっています。本ガイドラインは主にEU加盟国政府の食品安全担当機関向けに作成されたものですが、食品安全に限らず他の分野でも、また政府機関だけでなく企業でも、リスクコミュニケーションを行うのに手引きとして役に立つでしょう。

【PHE】化学物質と放射線事故

リカバリーハンドブックとツール

 英国公衆衛生庁(PHE)は、これまでに「化学物質事故後のためのリカバリーハンドブック」と「放射線事故後のためのリカバリーハンドブック」、及びそれらのためのナビゲーションツールを公表している。この度、これらの概要をweb上で学ぶことのできるe-ラーニングモジュールが発表された。

※ポイント:化学物質や放射線事故の後に、農業現場や住人、飲料水などにおける対応で考えるべき点をまとめています。

【ニューヨーク司法長官プレスリリース】DNA検査で朝鮮人参が入っていないと確認

Schneiderman司法長官はDNA検査の結果表示されている植物が検出されなかったため主要販売業者に販売中止を要請。

 米国の主要な4つの販売業者GNC、Target、Walgreens および Walmartに対し、ストアブランドのハーブ製品には表示に記載された物質や原料が含まれていないことが確認されたとして迅速な販売中止を要請する文書を送付したことを発表した。問題の製品は、エキナセア、朝鮮人参、セントジョーンズワート等を含むものである。

※ポイント:かなり話題になったニュースです。表示に書かれた植物が入っていないだけでなく、代わりにさまざまなものの使用が確認されたとしています。中には主要アレルゲンとなる小麦もあり、小麦アレルギーの人には危険が及ぶ可能性もあります。ハーブ製品にはいかに欺瞞的な製品が多いのかおわかりいただけるでしょう。

【USDA】USDAは褐色にならないリンゴの規制解除

 米国農務省動植物衛生検査局(USDA APHIS)は、褐色にならないよう遺伝子組換えされた2つのリンゴ品種(Arctic® ゴールデンとArctic® グラニー)について最終植物病原体リスク評価を終了し、規制解除を発表した。

(安全情報部第三室)

食品安全情報へのリンク

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html

食品安全情報(化学物質)No.04(2015.02.18)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2015/foodinfo201504c.pdf

今号の目次

【EC】
1. より安全な食品のためのヨーロッパにおけるオンライントレーサビリティ10周年
2. おもちゃのクロムVIについての最終意見
3. 食品獣医局(FVO)査察報告書:英国
4. 食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)

【EFSA】
1. ECDC/EFSA/EMAの、抗生物質の使用についての総合分析及びヒトと食用動物の細菌の抗生物質耐性の発現に関する第一回共同報告
2. EFSAは2015年以降の優先計画を精密に立てる
3. 意見募集:消化管と免疫機能に関する健康強調表示についてのガイダンス更新
4. 食品が嵐を呼ぶとき-実績のあるリスクコミュニケーションレシピ2015
5. TTCアプローチについての報告書案をパブリックコメント募集のため公開
6. 農薬監視計画:デザイン評価
7. アルラレッドAC(E 129)の詳細暴露評価

【FSA】
1. FSAのラム(子羊の肉)持ち帰り料理調査
2. Wilton Wholefoodsはクコの実製品をリコール
3. 北アイルランド全国食事栄養調査(NDNS)結果発表
4. 表示されていないアーモンド事件更新

【PHE】
1. 化学物質と放射線事故:リカバリーハンドブックとツール

【NHS】
1. Behind the headlines:1980年代の脂肪ガイドラインは「根拠がない」と研究が主張

【ASA】
1. ASA裁定

【BfR】
1. REACH登録のデータ入手可能性についてのワークショップ

【RIVM】
1. 有害物質グループのリスク目録:要約
2. 現在の化学物質安全性評価に関するEU規制は動物実験代替法を使うための法的障壁となるか?

【ANSES】
1. ANSESはグアドループ島、マルティニーク島、レユニオン島での家庭用殺虫剤使用に関するPesti’home研究を開始する
2. フランスで認可された動物用医薬品インデックスの最新版が現在オンラインで閲覧可能

【FSAI】
1. FSAI相談窓口は2014年に14,348件の質問や苦情を受け付けた

【FDA】
1. 消費者向け情報:ミルクアレルギー?ダークチョコレートのミルクのせいかも
2. リコール情報:Detox Transforms Health and Nutritionは表示されていない医薬品成分が含まれるダイエタリーサプリメントを全国で自主回収
3. 公示
4. 警告文書
5. 州や地方のメニューと自動販売機の表示に関する法のガイダンス取り下げ

【USDA】
1. USDAは褐色にならないリンゴの規制解除を発表

【NIEHS】
1. 疫学研究における環境化学物質混合物の健康影響を評価するための統計的アプローチ

【TGA】
1. 意見募集:ハーブ医薬品についての2つのEU科学的ガイドラインのTGA採択について
2. 安全性警告

【香港政府ニュース】
1. 2食品検体が安全性検査に不合格
2. キノコから重金属が検出された
3. 残留農薬検査

【MFDS】
1. 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. 釈明資料(MBCが2月3日放送予定のPD手帳「“再検査0%”食品医薬品安全処の隠された真実は」の連合ニュース報道に関連)
3. 鉛、カドミウム基準を超過検出された輸入「ワラビ」回収措置
4. ベンゾピレン基準超過検出ごま油の回収措置
5. 水産物加工品に使用される食品添加物の適切な使用ガイド提供
6. 産後調理園の食品取扱い施設の衛生検査
7. 国民多消費食品等の流通食品の放射能検査拡大
8. 食品医薬品安全庁、食品の輸出を積極的に支援

【その他】
・食品安全関係情報(食品安全委員会)から
・(ニューヨーク司法長官プレスリリース)Schneiderman司法長官はDNA検査の結果表示されている植物が検出されなかったため主要販売業者に販売中止を要請
・(EurekAlert)ストレスを受けた若いミツバチがコロニー崩壊の原因である可能性
・(EurekAlert)全国調査は米国人のナチュラル製品使用の変遷を報告
・その他文献

執筆者

FWJ編集部
FWJ編集部
Food Watch Japan の運営および取材、執筆、編集を行っています。