生物資源改良の歴史と最新の生物科学研究を概説/NIASオープンカレッジが9月に開講

独立行政法人農業生物資源研究所(NIAS)は「NIASオープンカレッジ」を2011年9月に開講する。「分子生物学に支えられた農業生物資源の利用と将来」をテーマに、農業に利用されてきた生物資源の改良の歴史と社会的役割と、最新の生物科学研究を概説する。

 NIASオープンカレッジは、「知の市場」および早稲田大学規範科学総合研究所との共催。

 講義のスタートは9月1日(木)で、毎週木曜18:30~20:30、東京・四谷で行う。全15回。対象は、大学生、一般の社会人、報道関係者等。

 第1回の講義は「DNA2重らせん構造の発見から50年遺伝子組換え作物開発までの研究の歴史」(石毛光雄)で、以降生物科学研究の実際と利用等の展開について、それぞれの分野を専門とする研究者が講義を行う。最終回は「遺伝子組換え作物の安全性評価システムとサイエンス・コミュニケーションの取り組み」(高橋咲子、小川泰一)。

 NIASオープンカレッジは国立大学法人お茶の水女子大学ライフワールドウォッチセンターと共催で2008年にスタートし、今期は4期目となる。

 最新の研究について無料で学べること、都心で夕方というスケジュールから、最新の生物科学やサイエンスコミュニケーションに関心を持つ食品関係や農業関係などのビジネスパーソンから好評を得ている。

NIASオープンカレッジの概要
※シラバス、申し込み方法等の詳細→ http://www.nias.affrc.go.jp/opencollege/
開催期間:2011年年9月1日(木)~12月15日(木)
講義時間:毎週木曜日 18:30~20:30
場 所 :主婦会館プラザエフ
     東京都千代田区六番町15(JR四ッ谷駅麹町口駅前)