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電子ブック「日本品質の食品工場はこうつくれ!」発行について

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香雪社はさる2016年6月25日、電子ブック、ジーン・中園著「日本品質の食品工場はこうつくれ!」を上梓いたしました。

藤田田マクドナルド高品質の秘密

 著者ジーン・中園さんは、藤田田時代の日本マクドナルドのQuality Assuranceの中心かつ現場にいた方です。

 Quality Assuranceは品質保証と訳されます。TQCと言えばTotal Quality Controlで、つまりはコントロールするまでの話です。そこからさらに踏み込んでTQA、Total Quality Assuranceとなると、請け合う、必ずそうなる前提を作り、そうでなかった場合の対応も用意するという意味となります(全サプライチェーンでこれに当たる規格がFSSC22000と言えると思います)。

「日本品質の食品工場はこうつくれ!」は、改題前の初版(プリントブック)が出て20年以上経ちますが、今回校訂を進めながら何度も読み返すたび、その内容の濃さと深さに改めて舌を巻いておりました。

 今日食品関連の方がHACCPの指導を受けたり、製薬の人からGMPの基準を見せてもらったり、ISO22000だとかFSSC22000だとかの検査員から規格を突きつけられて「え〜、そこまでやるのぉ〜」とかとぼやいて初めて知るようなことを、ジーン・中園さんは、さらには日本マクドナルド自体は、彼ら自身がジアタマ(地頭)で気づいて手を打ってきていたこと、それによって日本や海外の食品工場をカイゼンしてきたことがわかるのです。

読みやすいスタイルを普及価格で

 これがもっと読まれていたら、2000年前後の、あるいは最近の、食品にまつわる不祥事はもっと少なかったでしょう。これは歴史的な著作であり、かつ、今もこれからも役立つ、食の仕事の重要な指南書だと確信します。

 たとえば、六次産業化ということで、にわかに食品工場に携わることになった農業関係者の方も多いと思いますが、ぜひこの本で食品を業として生産する上での基本的な視点を持っていただければと思います。

 高校、専門学校、大学で食関連を目指している生徒・学生さんにも、ぜひこれは読んでいただきたい(値付け〈450円+消費税〉はジーンさんといっしょに、そのことを考えて決めました)。

 教科書のようではなく読み物として仕立てていますので、仕事の合間などに少しずつ楽しんで読んでいただけましたら幸いです。

執筆者

齋藤訓之
齋藤訓之
Food Watch Japan編集長 さいとう・さとし 1988年中央大学卒業。柴田書店「月刊食堂」編集者、日経BP社「日経レストラン」記者、農業技術通信社取締役「農業経営者」副編集長兼出版部長等を経て独立。2010年10月株式会社香雪社を設立。「FoodScience」(日経BP社)では「食の損得感情」を連載。公益財団法人流通経済研究所客員研究員。亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科非常勤講師。昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。日本フードサービス学会会員。著書に「有機野菜はウソをつく」(SBクリエイティブ)、「食品業界のしくみ」「外食業界のしくみ」(ともにナツメ社)、「農業成功マニュアル―『農家になる!』夢を現実に」(翔泳社)、共著・監修に「創発する営業」(上原征彦編著ほか、丸善出版)、「創発するマーケティング」(井関利明・上原征彦著ほか、日経BPコンサルティング)、「農業をはじめたい人の本―作物別にわかる就農完全ガイド」(監修、成美堂出版)など。※amazon著者ページ → ※齋藤訓之のブログ →