スクリーンの餐 うどん部が活躍する映画2選 2023年9月8日 rightwide 農山漁村の郷土料理百選——農林水産省が、全国の郷土料理を紹介することで農山漁村への関心を高めようと、2007年12月に選定した。実際にリストアップされているのは99品だが、そのうち5品はうどんメニューである。
スクリーンの餐 豆腐の味は人生のそれに似て 2023年8月25日 rightwide 2023年の夏は連日の猛暑続きで、クーラーの効かない部屋で過ごしている筆者の場合は、冷たい食べ物でないと喉を通らないことが多かった。そんな時に有難かったのが、さっぱり涼やかな冷奴。タンパク質を豊富に含みながら、低カロリーでお財布にも優しい豆腐は、筆者の好物の一つである。
スクリーンの餐 日台の彼・彼女の弁当を比べる 2023年8月11日 rightwide さる7月7日に公開された宮藤官九郎脚本、山下敦弘監督による日本映画「1秒先の彼」は、2020年製作のチェン・ユーシュン監督・脚本による台湾映画「1秒先の彼女」のリメイクである。
スクリーンの餐 話題の新作のジブリ飯を観た 2023年7月28日 rightwide さる7月14日に公開された「君たちはどう生きるか」は、2013年の「風立ちぬ」以来10年ぶりとなる宮﨑駿監督作品であり、長編映画制作引退宣言を撤回して臨んだ意欲作である。
スクリーンの餐 フードとアートをつなぐもの 2023年7月14日 rightwide 2021年製作の田邊アツシ監督作品「マゴーネ 土田康彦『運命の交差点』についての研究」は、イタリア・ヴェネツィア沖のムラーノ島にアトリエを構える日本人唯一のヴェネツィアン・グラス作家、土田康彦の創作活動と来訪者との出会いを8年間にわたって記録しながら、監督自身がナレーターを務め、土田康彦論を語る異色のドキュメンタリーである。
スクリーンの餐 培養肉の進歩と課題がわかる 2023年6月30日 rightwide 日本でも6月9日から公開となった、リズ・マーシャル監督作品「ミート・ザ・フューチャー 培養肉で変わる未来の食卓」の英語原題「MEAT THE FUTURE」のミートは、meet(出会う)ではなく肉のmeatである。
スクリーンの餐 若者を移民からシェフへ育てる 2023年5月19日 rightwide 現在公開中の「ウィ、シェフ!」は、フランスの南西部で移民の若者たちを調理師に養成する支援活動をしている元シェフ、カトリーヌ・グロージャン(Catherine Grosjean)の実話を元に、料理ドラマを通して移民の問題に向き合った作品である。
スクリーンの餐 飛ぶ鳥落とすsioの実像描く 2023年5月5日 rightwide 東京・代々木上原のレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作。同店が「ミシュランガイド東京」で4年連続一つ星を獲得するなど、現在最も注目を集めている料理人の一人。4月に公開された映画「sio 10年続く、店のはじまり」は、「ヤバい」が口癖の“料理界の異端児”鳥羽と、彼を支えるスタッフと家族の実像に迫ったドキュメンタリー映画である。
スクリーンの餐 “食べる”で描いた“生きる” 2023年4月21日 rightwide 現在公開中の「生きる LIVING」(以下「LIVING」)は、1952年製作の黒澤明監督作品「生きる」のリメイクである。舞台を1953年のロンドンに移した脚本をノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロが書き下ろし、イギリスの名優ビル・ナイが主演を務めた。第95回アカデミー賞の脚色賞と主演男優賞にノミネートされたが、惜しくも受賞を逃した。
スクリーンの餐 エブエブに出てくる食べ物たち 2023年3月24日 rightwide 去る3月12日、第95回アカデミー賞授賞式が行われた。結果は、前評判の高かった「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞、脚本賞、編集賞の計7部門で受賞するという圧勝であった。今回はこの作品(略称「エブエブ」)に登場する食べ物について述べていく。 ※注意!! 以下はネタバレを含んでいます。 新作スイーツのお味はいかが 「エブエブ」は […]
スクリーンの餐 “3”にまつわる映画と食べ物 2023年3月10日 rightwide 「スクリーンの餐」は、おかげさまで連載300回を迎えることができました。2011年の連載開始以来約12年。ここまで続けてこれたのも、ご覧いただいた皆様のおかげです。ありがとうございます。
スクリーンの餐 消え去る映画技術と送る人々 2023年2月24日 rightwide 皆さんは、百年後の映画がどうなっているか想像できるだろうか。リュミエール兄弟によるシネマトグラフの発明後、映画技術の進歩はとどまることなく、そのときどきの映画製作や鑑賞方法に変化をもたらしてきた。
スクリーンの餐 温めれば何度でもやり直せる 2023年2月10日 rightwide 今年もやって来るバレンタインデー。チョコレート業界にとっては一年で一番の書き入れ時だ。この時期には、全国各地で関連イベントが多数行われる。その中で、「日本一のチョコレートの祭典」と言われているのが、ジェイアール名古屋タカシマヤの「アムール・デュ・ショコラ」。